家にいたくない。と、思うことがある。
私は現在実家暮らしで、大体6畳ぐらいの部屋をあてがわれている。
部屋は書籍・CD・洋服・雑貨などで溢れかえり、かなり限界である。
本当は12畳ぐらいある一つの部屋を天井までつく本棚で分けて2部屋にしているのだが、たまの連休に愚兄が帰省してきたときなどはとにかくストレスがひどく、連休だというのに睡眠時間が削られる。いびきがうるさいことと部屋に常に人の気配があることが耐えられない。
先日帰省してきた際には屋根裏部屋のリクライニングチェアを簡易ベッドにして寝た。
あと、いつでもお茶が飲みたい。
台所が部屋にあればいいのに。
水道が部屋にあればいいのに。
近所のアパートに空室があるので賃貸サイトで物件情報を調べた。
コンビニやバス停が目の前にあるのに3万7000円という異常な安さであった。
築40年近くとはいえ、こんな値段があるだろうか。
バス・トイレ別で和室とリビングの2部屋、キッチン設備もある。
なのに、3万7000円。
毎月3万7000円支払って別宅があることを想像してみる。
芝生のような緑色のラグを敷き、革張りのソファを置いて壁には好きなアイドルのポスターを貼る。
照明はアジアン雑貨屋で買ったかわいいペンダントライト。
押し入れには雑誌やCDなどをカラーボックスに収納。
お風呂は実家のを使うから使わない。
ハードオフで安いブルーレイのプレイヤーを買ったりテレビを買ったりして、夜のドラマだって歌番組だって自分が見たいときに見れるし、ライブ円盤だってアニメだって好きな時に見れる。
ぬいぐるみ専用のソファも置いて、いっぱい並べたい。
本だってのんびり読める。
音楽制作だっていきなりドアを開けられる心配もないからできるだろう。
なんてすばらしいんだ、、、
ただ、3万7000円という値段がこわい。
事故物件や心理的瑕疵物件だったらやだなと思い大島てるで調べたが特に情報は載っていなかった。
それにしても自分の家の周りを大島てるで見るのめちゃくちゃ嫌ですね。
まぁ世の中には大島てるに載らなくても人が死んでる家なんていっぱいあるんですが。
しかも築40年近く経っているアパート、どんな人間が住んでいてもおかしくない。
トイレが妙に新しくリフォームされているのだが、これは、、、
先日、私の好きなアイドル、もとい小山慶一郎氏が番組の中で「新築じゃないと住みたくない」と言っていて「わかるぅ～。かなこさんも昔の仕事で一回だけ物件引き払った後のアパートの美装やらされたことあるけど絶対中古物件住みたくないと思ったぁ～！」ってなった。
人の住んでた家ってめちゃくちゃ痕跡が残ってるんですよ、、、
髪の毛とかめっちゃ落ちてるし、ネイルチップとか落ちてた、、、ヘアピンとか、、、
壁の汚れとかもひどいし、水回りが、、、ほんと、、、もうなんか無理すぎる、、、トイレタンクの中身とか見るもんじゃないですね。仕事だから見ましたけど！！
まぁそれをきれいにする仕事だったんだけど、「私なんでWeb管理・広告作成業務で入って物件の美装やらされてんだろう、、、」って死んだ目になった。
・・・・・・辞した職の話はもうどうでもいいんですが。
あとかなこさん、残穢という小説及び映画が大好きなんですけど、あれ見たら賃貸物件住めませんね。
あの作品のヤバいところって、新築だろうがなんだろうが土地や家の建築資材に『穢れ』があった場合その場所で人が死んでなくても厄災が降りかかるっていう、、、
ひどいぜ！！
家を出るというのは初期投資が大変ということと、中古物件はやだなぁとただただ思ったというだけの話。
いつか海の見える部屋に住みたいと思っている。
銭函の物件情報とか見ちゃう。
でも海のそばは洗濯物を外に干せないんだよなぁ。
