2022-2023年末年始から最近の話

ブログを死ぬほど更新していない。

更新していないうちに2023年ももう3か月終わってしまった。

 

年度末のヤバ業務から解放されたため、一気に社内ニートと化し暇を持て余している。

モテモテの爆モテである。

なので最近の話とか最近ではない話をだらだら書くお。

 

 

TRIGUN STAMPEDEが好きすぎるという話

Twitterをご覧の奇特な方々には周知の事実であろうが、先日最終回を迎えたアニメTRIGUN STAMPEDEにかなこさんはど深く沼っている。


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4話のニコラス・D・ウルフウッド初登場回を見て「はぁあぁぁあぁぁぁあぁん!? なんだこの砂漠にスーツでどでけぇ十字架背負った関西弁の口の悪いヤニカス兄ちゃんはぁあぁああぁあぁ!? 好きすぎるんやがぁあぁあぁぁあぁあ!?!?!?」と気が狂ってしまった。

あんなん嫌いなヲタクおらんやろ。

回が進むごとにあまりにも地獄を煮詰めたような地獄展開をオレンジによる最早劇場版かよという執念と狂気ともいえるような超絶ハイクオリティ美麗映像で毎週見せられて情緒がめちゃくちゃになった。

原作のトライガンについて、名作漫画なので名前ぐらいは当然知ってはいたがどういう話だかは全然知らず、血界戦線と同じ内藤泰弘先生が描いているのだというのも後から知ったほどだった。

完全に気が狂っていたので原作コミックス全巻セットをアニメイトで購入してしまったのだが、アニメ放送期間中にネタバレを恐れるあまりまだ段ボール箱開封すらしていない。

そのため、本当に中にトライガン原作コミックス全巻セットが入っているのか未だに確認できていない。もしかしたら白紙のコピー用紙300枚や漬物石が入っている可能性もある。確認していないので。アニメが終わってしまい初めての週末がやってくるのでようやく開封しようと思う。

 

原作トライガンは無印のものとトライガンマキシマムの2つがあり、無印のほうを連載していた出版社がなくなり、マキシマムは少年画報社に移籍後に連載されていたものとのこと。Twitteを薄目でパブサしたり勝手にオススメされたりしている中でまぁまぁ結構などでけぇネタバレを食らっているのだが、ちょっとそれが怖すぎて原作読めないみたいなところがある。とりあえず無印の段階では無事らしいので続編(制作決定ありがとうオレンジ、、、)が始まるまで無印を無限に読みまくるかもしれない。毎週1話ずつ大事に読もう、、、


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今回TRIGUN STAMPEDEを制作するにあたって、シナリオ面においては原作の展開から相当な改変が加えられているようなので(とはいえ最終回は原作未読の私でさえ「こういう回収をして次回に繋げるのか……!」となった)、原作を読んで設定の補完をしたい気持ちもあるのだが(あと、STAMPEDEのほうがあまりにも激重展開すぎて日常回とかわちゃわちゃとかがほぼ消失しているらしいので、わちゃわちゃも補完したい、、、)、なにせネタバレが怖い。

 

円盤全巻も買ったしグッズもちまちま買っているのでどうか、、、どうかオレンジに金が入ってくれ頼む、、、



 

■フェイクドキュメンタリーQにハマった話

フェイクドキュメンタリーQの名前は知っていたのだが、正月に新作公開されたことを機に過去作を全話見た。

フェイクドキュメンタリーQはその名の通り「フェイク」の「ドキュメンタリー」である。Youtubeで公開されているため誰でも見ることができる。

ただ、本当にこれはフェイクなのか、、、?と見る者に思わせるような絶妙な「ありそう」感が不気味な視聴感覚を引き起こす。端的に言うと見ると呪われそう。

いわゆるびっくり脅かし的なジャンプスケアはほぼなく、画面の端々から「嫌な感じ」を醸し出している。すごい。

正月の新作から第二シーズンとして新作がぼちぼち更新されているのだが、最新作の「-basement」がエレベーターに乗りたくなるほど怖い。

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コメント欄やTwitterで作品について様々な考察がなされている。基本的に「答え」は存在しないし今後明かされることもないであろうが、他の作品との関連性や一人で見ていては気が付かなかった点なども補完できるため、考察も込みで見るのも楽しい。

 

ドキュメンタリーという手法は本来、ドラマなどと対照的に「事実を映し出すもの」という捉えられ方をするものだが、森達也監督が言うように『ドキュメンタリーは製作者の意図が入り込む』という性質がこの作品には一貫している。

そこがフェイクドキュメンタリーQの最大のおもしろさだと私は思っている。

 

禍話の一部や梨さんの作品などもそうなのだが、ホラー作品における「読んでいるこちら側は安全である」という壁を平気で浸食してくる「見ている人間も加担させる」タイプのホラーが流行っているなと思う。

怖い話大好きっ子的には最近のモキュメンタリ―ホラーブームは楽しいですね。

 

■年末年始を東京で過ごした話

正月家で過ごしたくないのでカウコンの申し込みをしてまぁカウコン行けなくてもいいやと東京行きの飛行機と宿を取り、年末年始東京で過ごした。

信じられないことにカウコンのチケが取れてしまい、年越しを大勢の顔の良い男たちと東京ドームで過ごすことになった。ありがとうNEWS名義、、、もう今後10年はNEWSのチケはご用意されないかもしれない、、、だが今年20周年だからなんとかしてくれ、、、

自分の人生においてまさかジャニーズカウントダウンに行くことがあるだなんて想像しなかった。北海道に住んでるし。

 

2022/12/30

カウコンが当たるとも思っていなかったし、昨年末あたりに私はキタニタツヤにドはまりしていたので「聖者の行進」のMVロケ地である東成田駅に行きたいと思っていた。ちなみにヒトリエもここでMVを撮っている。


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東成田駅は成田空港と謎の地下連絡通路でつながっているため、普段は使わない成田空港の飛行機を取った。AIR DOは成田空港に就航していないためPeachにしたが、とにかく乗り心地がよろしくなく荷物も持ち込みに金がかかるし前に使ったジェットスター然り本当にLCCは使いたくないと思った。AIR DO以外の航空会社になるべく乗りたくないし羽田着以外の便にも乗りたくない。まぁ、今回は致し方ない、、、

 

 

謎の地下連絡通路まで行くのもなかなか一苦労であったし、重たい旅行鞄を背負い300mの謎空間を歩き年末の秘境駅に行くヲタク、マジで意味がわからないのだがいつまでもこういうことを平気でできる人間でありたいと俺は思うね。

本当はケンティースカイライナーで京成プリンセスになりたかったのだが高かったし乗換しなきゃならなかったので1本で行ける電車に乗った。

成田空港から東京に行くまで車窓の風景は「本当に私は東京に来たのか、、、?」と不安にさせるが当然だ。千葉なのだから。

だが夕暮れの全く知らない街の商店街の明かりやデカい川を越える橋を渡っている風景などを見ていると「あぁなんかいいなぁ」という気持ちになった。こういう風景の中を過ごしたことがないはずなのだが頭の中に漠然とあるイメージが実際に展開しているのを目の当たりにしたときの感覚ってなんとなくたまらないものがある。

電車の中だし写真に撮れなかったけど「あの感じ」っていうのはずっと自分の中に残っていくんだろうなと思う。

 

2022/12/31

カウコンの前何してたんだろ。

全然記憶にないのだが、ホテルのそばのダイソーで道具買ってうちわつくったり、東京ドームシティのジャンプショップやポップアップショップでチェンソーマンのグッズ買ったり、TeNQで私の好きな宇宙の匂いの入浴剤を買ったりした。

一旦ホテルに戻り、紅白歌合戦に出ているSixTONESを見て、King Gnu見たあとにまた水道橋まで戻った。

スタンド席だったけど結構低い場所だったから思ったよりも近かった。

私の席に違う人の荷物が置いてあり「誰やねん」と思って除けてしまった。

あとからちゃんと取りに来たけど。

 

中継前はJr.のコーナーがあるのだが、一応7 MEN 侍のうちわを持って行って良かった。ネギペンラももっていけば良かったとちょっと後悔したが。

ダンス→バンドの「サイレン(私はひそかにサカナクションスタイルと呼んでいる)」でドームがどよめいていたのがよかった。

個人的には「言葉より大切なもの」のイントロで本髙克樹が東京ドームのクソデカモニターに大写しになった瞬間、本当に泣きそうになってしまった。

8.8 Jr.祭りの円盤で東京ドームに立つ彼らの姿は見たことがあったし、東京ドームのモニターに大写しになる本高克樹も見たことがあったが、まさか実際に東京ドームでそんな光景が見れるだなんて思っていなかったので。

とにかく双眼鏡で7 MEN 侍ばかり見ていた。

あまり記憶が無い。


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NEWSは周年イヤーだから豪華なメドレーとかあるかな~と思ったが、今年のカウコンはマリウス卒業やキンプリ5人最後などイレギュラー事象が色々あり、結果的にはあまり派手なお祝いはなかったのだが、Jr.とわちゃわちゃしている「weeeek」で7 MEN 侍と同じステージに立っている自軍を見れたのと、うさ耳シゲアキ及び全身タイツUSA増田貴久を見れたのはよかった。

後々TwitterでJr.やセクゾのヲタクから「中継でコーナーもらえなかったJr.をステージに呼んでくれたんだありがとう!」「NEWS兄さんが周年なのに自分たちの枠をマリちゃんのために分けてくれたんだありがとう!」と感謝されまくっていたのでまぁこれはこれで。

SixTONESに関しては花道で目の前横切るときにジェシーがでっかく手を振ってくれたのがよかったですね、、、大男たちドームでもでかい。

あとはKAT-TUNは遠めに見てもめちゃめちゃカッコよかったのと生きているKinKi Kidsを肉眼で拝むことができたのがよかった。

とにかくあまりにも記憶が無い。

 

カウコン終わりに激混みの水道橋駅ではなく、一つ前の飯田橋を目指して歩いている時間がとてもよかった。規制退場でめちゃめちゃ後だったのだが。

普通ジャニーズカウントダウン終わりならジャニーズソングを聴くべきなのだろうが、今年の初めには絶対に秋山黄色の「年始のTwilight」を聴くと決めていたので、ドームを出て一番最初にiPodで再生したのはこの曲だった。

私は夜に街を歩くときのプレイリストというのを作成しているのだが、それを聴きながら歩くど深夜の東京の街はとても楽しかった。

圧倒的な非日常感や、正月とはいえどこか静かな真夜中の、北海道では決して見ることがないどこまでも続く街灯が照らしたぼんやりと明るい巨大構造物が連なる街、車の途切れることのない幹線道路。

 

思惑通り飯田橋駅は混んでおらず、JRに普通に乗ることができた。

水道橋からはライブ終演後からかなり時間がたっているにも関わらず大勢の人が乗り込んできたため、飯田橋まで歩いてよかったーと思った。

今回東京メトロ終夜運転が行われていなかったためJRを利用するしかなかったのだが、なんとかホテルまで徒歩圏の有楽町まで辿り着くことができてよかった。

いつもはたくさんの人が行き交う銀座もさすがに深夜の2時ともなればひっそりとしていたが、東急プラザのクラブからは重低音が鳴り響き「あぁニューイヤーパーティーがやっているのか」と思った。

ホテルに着くころは深夜3時を回り、風呂に入って即行寝た。

 

2023/01/01

元日はほとんどホテルでゴロゴロしていた。

NHKでやっていたロングウェイノースという映画を見た。

すしざんまいがテイクアウトをしてくれなかったためたまたま見つけたちよだ鮨という店でお寿司を買ったが、とてもおいしかったし対応もよかったので来年も利用しようと思う。

夕方寿司を買いに行ったときにできあがるまで築地を散歩していたのだが、初詣に行こうと思った波除神社が激混みだったため、勝鬨橋を巡礼した。秋山黄色の「シャッターチャンス」のロケ地はこの勝鬨橋だと特定していたため、勝鬨橋は私の中で聖地及びパワースポット扱いされている。夕暮れの隅田川を眺め写真をバシバシ撮り、あぁ毎年憂鬱な正月が今年はこんなに楽しいのなら毎年正月は東京で過ごそう。と思った。

2023/01/02

1月2日は本当になんの予定もなかったので、下北沢の蔦屋書店で行われていたポップアップショップにシライシユウコさんのポストカードとイラスト集を買いに行った。

その後お台場に行こうかと思い渋谷まで行ったのだが、乗換の際SixTONESの看板を撮影して気分が変わって横浜に行くことにした。見たいイルミネーションがあったので。

本当に何の予定も立てていなかったのでひたすら無計画に徘徊し、港の見える丘公園をのぼったり、山下公園をぶらぶらしたり、象の鼻テラスでカレーを食べたり、本当は中華街に行きたかったが駅の段階で中華街出口が激混みだったので諦めた。

 

とにかく何もする予定が無かったので無駄に新しくできたゴンドラにのったり、保土ヶ谷まで行きB’zのMVロケ地である「ベリーニの丘」まで行ったりした。


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保土ヶ谷に行ったら雨が降ってきてコンビニで傘を買ったが買った瞬間止んでしまった。ぐぬぬ

 

その後、初めて大さん橋まで行ってみた。

空が紫色で海は鉛色でその感じがとてもよかった。

海の色がなんとなく「SKETCH」のMVに出てくるみたいな色で、デッキのベンチに座りながら「SKETCH」を聴いた。


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後から気付いたのだが「With ensemble」のロケ地はこの大さん橋のホールだったので知らずに聖地巡礼していた。


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大さん橋のそばのキッチンカーでアップルパイとコーヒーを注文してみなとみらいを眺めながら食べた。なんかこういう時間はすごくいいなぁと思ったし、こういう素敵な時間がもっとたくさん欲しい。

 

その後暗くなったため、みなとみらいエリアで行われていたイルミネーションを見た。

北海道にもイルミネーションはあるのだが、雪の降らない横浜のイルミネーションは大通公園にあるやつとは全然違った。

ワイヤーフレームのドームのイルミネーションはここじゃなければ見れないものだったし、来てよかったと思った。

完全にテンションがブチアガってしまっていたため、カップルと家族連れしかならんでいないコスモクロックに一人で75分並んで乗るという狂気行動を取ってしまったが、横浜には何回か来ているけどコスモクロックは初めて乗った。とても楽しかった。夜の遊園地はワクワクする。


2023/01/03

帰る日は飛行機の便が早かったので早起きして、前日お参りに行けなかった波除神社に行った。三が日早朝の築地は静まり返っていて全然人がいなかった。

昨日の混雑が嘘のように境内には私一人だった。念願の玉子塚を見ることができた。スズメがとまっていてかわいかった。

茅の輪くぐりの手順を間違えて「すいませんもういっかいやらせてください」と神に言ってもう一回やった。お賽銭を入れ、おみくじを引き大吉が出た。

物販は早朝過ぎてやっていなかったためお守りは買うことができなかった。

 

SixTONESのツアーに行った話

昨年のツアーはチケットが取れずヲタク活動モチベーションが著しく下がり、あれほど買っていた雑誌の数すらセーブされたのである意味財布には優しかったかもしれない。

とはいえ私はSixTONESがアイドルとして最初からゴリゴリに好きというよりもラジオリスナーとしてファンになったため、相変わらず毎週ラジオは聴いているし、番組は全部ではないけれど定期的に見たいものはチェックしているし、リリースがあれば全形態買っているという程度にはSixTONESに対するヲタ活を行っている。

昨年のこともあり、申込時も「まぁどうせ今年も行けねぇよ」ぐらいのテンションで地元の全公演を申し込んだが、運よく1公演行けることになった。

やはりヲタク活動においてある程度の諦めを持っておくというのは大切なのかもしれない。カウコン然り「どうせ外れるだろ」と始めから諦めておけばダメージが少ない。

だが、行使できる合法な手段はすべて使いチケットを確保しようとするのは当然だ。全部やってダメなら潔く諦める。転売屋は殺す。

ライブの翌日私は本高克樹の舞台を見に行くために東京に行かねばならなかったので昼公演で運が良かった。夜公演後だったらキツかった。

席は今まで見たこともない「3階 おブロック」。

最初「なんだこのお上品な席は、、、」と思ったのだが、アリーナ最後方にあるモニターの真横のバルコニーみたいな席でビビった。

私は本当に壁の横だったのだが、幸い最前だったこともあり視界はかなりよかった。

一つ後ろの席だったら壁に阻まれておそらく視界の50%以上削られていたと思うので運が良かった。後ろの席の子が「初期当選でこれってありえなくない!?」と言っているのが聞こえたが本当にそう思う。私より後ろの席は注釈付き見切れ席でチケ代安くしてもらえないとおかしい席だ。

3階席だったので遠いかと思ったがバクステも近いしスタンドに来てくれたときにもめっちゃ近かった。田中が手を振ってくれた!うれしい!

声出し解禁後初のライブということで(厳密にはカウコンも声出しOKだった)、「キャー!」とか言いたかったのだが、別に声出し規制される前から「うおぉ、、、(低音)」「いえーい(低音)」しか言っていないのであまり感慨はない。友人と一緒に行っているライブならまだしもソロ参戦だし3階席だしな。ただ、「この星のHIKARI」で歌えたのは結構グッときた。

最初双眼鏡を出すのを忘れて自担ユニ曲を肉眼+モニターでしか見れなかったのは失敗した。

ライブ後半のブチアゲパリピメドレーが最高だった。「WHIP THAT」ライブでめちゃめちゃ聴きたかったので、、、ブチアガった。あと「Outrageous」のレーザー演出とバッキバキのEDMはほんと最高だった。ULTRA JAPANだよ最早、、、高いレベルの視点、しかもほぼ真正面で全体の演出が見えたという点で今回の席はかなり良席だったなと思う。

さらに、絶対取れないと思っていた銀テープが後方でも打ち上がったため、運よく手にすることができた。ファンサもらえるし視界良好だし銀テ取れるし神席では、、、

後ろにも銀テ撃ってくれるのありがたすぎる、、、

ただ、セトリに私がアルバムで結構好きだった「Subway Dream」は行ってなかったのはちょっと寂しい。最初のツアーで「Curtain Call」がセトリ外れたの然り私の好きな曲なかなかやってくれないSixTONES。とはいえ、全体の構成は素晴らしかったのでまぁ。

それにしても本当にSixTONESは大男集団なのでアリーナでもでかくて見やすい。どこに誰居るかすぐわかる。

 

■ルーザーヴィルを見に行った話

ファンクラブ枠でチケットが取れなかったため半ばあきらめていたところ、先着順でチケット先行があることを知りあわあわしながら申し込んだらチケットが行きたい日程で取れた。うれしい。

 

本当であればこんぴちゃんのANNの舞台も見に行きたかったのだが、チケット戦争に敗れたので諦めた。あまり詰め込みすぎないほうがいい。

見たい展示がいくつかあったのでギャラリー巡りをメインにスケジュールを組んだ。

2023/03/19

初日は東京駅周辺へ。

アーティゾン美術館の「ダムタイプ 120022:remap」を見に行った。

アーティゾン美術館に行くのは初めてだった。建替えたばかりなのでピカピカでデカい。

ダムタイプの展示は意外と混んでいて、マジか。人気だなダムタイプ、、、って思ったのだが、かつて池田亮司の展示を見るために長蛇の列に並んだことなどを考えると、池田亮司及びダムタイプはみんな大好きなんだな、、、と改めて感じた。

去年六本木ピラミデビルに見に行った展示は閑散としていたが(時間帯も早かったし)。

今回ダムタイプのメンバーとして坂本龍一が音楽で参加しているというのもあるかもしれない。みんな教授好きですからね(私はYMOでは幸宏さんが一番好きです)。

結構ぱっと見れる内容ではなく、時間の経過を見るタイプの作品だったので全部の作品を堪能できたかというと難しかった。とはいえ、あの空間を体感できたので十分元は取れた。

本当はダムタイプだけ見て秋葉原スキマストアのTRIGUN STAMPEDEのポップアップショップに行きたかったのだが、欲しかったグッズが完売してしまったため行くのを諦めた。

が、見る予定ではなかった収蔵展の音声ガイドが細谷佳正だったため「こ、これは運命なのでは、、、(※注:ニコラス・D・ウルフウッドの声を担当しているのは細谷佳正)」と思い軽率に収蔵展も見ることに。ダムタイプのチケットは収蔵展との共通券だったので。

別に音声ガイドは口の悪い関西弁では当然ないため、普通に上品な細谷さんの美声による作品解説を堪能。が、結構膨大な数があったため、抽象画のコーナーは聴きたいやつだけ聴いた。これはまともに全部聞くと多分半日はかかる。

普段現代アートの展示ばかり見に行くので本格的な西洋絵画をここまでじっくり見たのは久しぶりかもしれない。たまにはこういうのもいいですね。

ミュージアムショップでダムタイプと、収蔵展で気に入った藤田嗣治パウルクレーのポストカードを購入。

 

まだ時間があったので本来の予定で諦めていたインターメディアテクの企画展「極楽鳥」を見に行った。同じ東京駅が最寄なのに八重洲から丸の内まで行くのは本当に大変。

インターメディアテクに行くのは久しぶり。

無料で東京大学所蔵の標本をたくさん見ることができる博物館である。勿論企画展も無料。以前は撮影不可だったが、撮影可能エリアが増えた。

 

所蔵品の剥製や研究用イラストとヴァン クリーフ&アーペルから借りてきた鳥をモチーフとしたジュエリーコレクションを展示。

ジュエリーの加工技術と実際にモチーフになった鳥、そして「極楽鳥」の異名を持つフウチョウの辿ることになった乱獲の歴史など、単に美しいだけではない人と鳥との関係性について考えさせられるような展示内容だった。

ちなみに、無料で冊子がもらえるのだがこれが本当に充実していて、結構なページ数でフルカラーで美麗なジュエリーと標本の写真が掲載されているだけではなく、展示にまつわるコラムも掲載されていて、いい紙使ってるし、本当に無料で良いの⁉ ってなった。

 

その後渋谷に梨さんと株式会社闇のコラボ企画「その怪文書を読みましたか?」を見に行ったのだが、事前整理券がないと入場できないことを現地まで行き知り、整理券は当然配布終了していたため、ただただ人混みにもまれに渋谷に行ったようなものなので悲しい気持ちになった。地下に食いかけのイチゴ落ちてるし。渋谷は恐ろしい街だ。

 

どうでもいい話だが、3年ほど前リアル怪文書に遭遇したことがある。

電柱に一辺5cm程度の小さな紙が貼り付けてあり、宇宙に纏わる本の広告と人類に対する警告が書かれていた。

今思えばかなり梨的なテイストを感じる。

まぁコズミックオカルトな内容なので土着伝播型ホラーの梨氏の作風とはまたちょっと違うが。

 

2023/03/20

午前中は銀座近郊のギャラリー巡り。

東京ミッドタウン日比谷で開催されていた「東京彼女 EGUCHI HISASHI Solo Exibition」へ。全国を巡回している「彼女」展、北海道は旭川美術館で開催されたため、札幌在住の私としては行きにくく結局会期中に行くことはできなかった。

今回タイミングよく東京開催と渡航のタイミングが被ったためラッキーだった。

江口寿史の描く女の子は本当にかわいい。私も見習いたいなと思うのだが江口寿史のレベルが高すぎて全く参考にできない。

様々な本や広告媒体、CDジャケットやアニメや漫画のキャラ、もうどこを見ても眼福すぎた。リリスクのアルバムジャケットが本当に好きなので原画見れてよかった。

他に、東京会場のみパントーン彩色時代の原画などの展示があった。

ギター女子のアクスタが欲しくて買ったが(普段買うジャニーズのアクスタの3倍ぐらいの値段がする)Sonny Boyの瑞穂ちゃんのアクスタも欲しかったと後から思った。

ほかにひばりくんのポストカードとバッジを買った。ひばりくん大好きなので。

 

ミッドタウン日比谷は飲食店が軒並み貴族の値段のため店に入って昼食という気分にはとてもなれなかった。天気もよかったため地下でテイクアウトのパンとスタバのコーヒーを買い、日比谷公園で亀を見ながら食べた。

甲羅を干している亀はかわいい。全然動かない。動いている亀も何匹かいた。

ってかこんな東京のど真ん中に亀がいるのか。日比谷毎年来てるけど全然知らなかった。

 

その後、銀座まで移動しメゾンエルメスフォーファムで行われている「インターフェアレンス展」を見に行く。

「身体に介入するゆらぎの感覚を通じて、知覚探求を試みるアーティストによるグループ展」というテーマの通りアブストラクトな内容だった。

スザンナ・フリッチャーの会場の空間を活かし糸を張り巡らせた大規模な展示は迫力があった。個人的には電源室の扉の奥にある隠された場所に存在するブルーノ・ボテラの作品がかなりよかった。

 

 

■ルーザーヴィル観劇の話

今回舞台が上演された新橋演舞場は私が東京でホームとしている東銀座であり、ホテルから新橋演舞場は目と鼻の先にある。

直前までホテルでだらだらしながら録画したドラマを見たりしていた。

あと、長時間の映画を見る際に餅を食うとトイレに行きたくならないという都市伝説に従い、岩手銀河プラザでバター餅を購入。おいしいバター餅。



そしていざ新橋演舞場へ!

新橋演舞場に来たのは初めて。とにかく電波が死んでいる。ジャミングされているとしか思えない。スマホジャンキーの私にはつらかったが、4月に行く加藤シゲアキ主演の舞台「エドモン」の予習として図書館で借りた「シラノ・ド・ベルジュラック」を持ってきていたためスマホの代わりに読んでいた。

席は2階席、壁際だったがステージがとにかく近い。特に見切れることもなく一般先行で取った席にしてはいい席だったと思う。

 

ルーザーヴィルの内容はパソコンヲタクのマーヴィンとその仲間たちが世界初のパソコン通信を実現させるまでに色々ある青春ポップロックミュージカル。

脚本演出はウォーリー木下氏。音楽はポルノグラフィティのサポートヴァイオリニストを長年務めてきたことでおなじみ金髪スープカレー貴公子のNAOTOさんである。

 

克樹はマーヴィンの親友、SFヲタクのルーカス役。

そして我らが北海道の誇るオフィスキュー所属NORDの島太星もこの舞台に出演している。

本当は昨年のクリスマスイブに島の出るロミジュリを地元札幌で観劇予定だったのだが、観劇直前にコロナに感染してしまい40度近い発熱に4日間苦しめられる軟禁生活を強いられていたため見ることができなかった。さよなら私のチケット代、、、

 

克樹も島も好きなのでステージ上でヲタク仲間同士の役でわちゃわちゃしていて非常に眼福だった。かわいい、、、すんげぇかわいい、、、

あと、高月彩良ちゃんが出ていたのもうれしかった。

世間的には思い出のマーニーのイメージだろうが、私の中では新耳袋に出ていた印象が強い。あと時かけとか嫌われる勇気とかシゲアキのドラマによく出てる印象が。

舞台の仕事もたくさんやっているし、声が良く通るし歌も上手い。かわいかったな、、、

 

それにしても、ルーカスよ、、、

好きな女は親友にとられ、友人たちはSF大会で表彰され徐々に居場所を失っていくルーカスの孤独に沈んでいく表情があまりにも良すぎて双眼鏡を持って行って本当によかった。本高克樹は表情管理が上手すぎる、、、ちょっとした感情の揺れのニュアンスを表現するのが上手すぎる、、、

表情が闇すぎて「え、ルーカスこの後人刺さない?大丈夫?」ってなった(そういう話ではない)

あらすじの主人公の夢を応援する親友のSFヲタク!ってだけの事前情報でこんなに癖にぶっ刺さる男だとは思わなかったぞルーカス、、、

闇落ち!! 裏切り!! ヲタクそういうの大好き‼ ちょっとあまりにもルーカス最高すぎて気が狂った。

見る前は「主演はみじゅきだし、克樹の活躍はあんまり期待できないかしら、、、」とか思っていたが、ルーカス、おめぇが主役だよ!!!!!

世の演出家は本高克樹に闇を背負わせないと死ぬ呪いにでもかけられているのか⁉ くれ!! そういうのどんどんくれ!!

ルーザーヴィルはヲタク賛歌としての側面は勿論なのだが、あらゆるスクールカースト、男らしさ、女らしさなどを超える多様性の物語でもあるわけだが、そういう意味では孤独に陥れども自分の信じている大切な物語を決して手放さなかったルーカスはこの物語における真のヲタクだと私は感じた。闇落ちしてるけど。

最後にスクールカーストトップに君臨する女子レイアがルーカスの生み出した物語のすばらしさに胸を打たれ絶賛するのだが、メロメロになったルーカスの吐くセリフが

 

「君のことずっとお姫様みたいだと思ってた!プリンセス・レイア!!」

 

これ聴いて正気を保っていられるぽんれあのヲタクおる!?

出てないのにクソデカぽんれあ概念ぶっこんでこないでくれないか⁉ ウォーリーさん確信犯でやってる!?!?!?

 

ご存じ中村嶺亜さんのお名前の由来はスターウォーズレイア姫から来ているわけだが、ジョージ・ルーカスがモデルのルーカスを本高克樹さんが演じることによってこんなクソデカぽんれあ概念が生じてしまうとは、、、恐ろしい、、、!! 時空を超えるな!!

 

そんなわけでルーザーヴィル最高でした。

 

 

これはただのこぼれ話なのだが、幕間に下からヲタクの「ンギャァアァァァァア!!」という叫びが聞こえてきたので誰か見学に来ていたと思うんですが全然見えなかったので誰だか全くわからなかった。

帰りに周りのヲタクたちが「ユウピ、、、ユウピ、、、」と言っているのが聞こえてきたのでゆうぴさんが来ていたらしい自軍じゃなくてよかったってなった。