2023年7月~12月見たもの聴いたもの行った場所

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全然まとめてない

書く時期がバラバラなので文章中の時系列がおかしいかもしれない。誤字脱字事実と異なる点もあるかもしれない。

あと、インスタとかnoteに書いた文章をガンガン転載している。今年になってから結構手帳に感想を書くようにしているので、そこからも転載している。セルフ転載。

自分で書いた文章はなんぼ転載してもいいですからね。

でもその時思ったことをちゃんと記録しておくとこういうときに便利。

とはいえ半年は溜めすぎだ。

見てくれよこの下の目次の長さを、、、

Wikipediaかよ、、、

こんなものは読まなくていいです、、、

 

 

7/7 People In The Box「15th Anniversary -People In The Boxの大団円-」

cube  garden

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今年cube garden行き過ぎだろ、、、
People In The Boxのライブに行くのも久々だった。
東京に見に行こうと思えば行けたのかもしれないが、ここ3年は本当に、そういった気軽さが無かった。最近気軽に行きすぎな気もするが、、、
前回のアルバムツアー以来実に4年振りだった。
そのツアーに来たライブハウスはもうなくなってしまった。
私の中で特別なバンドというのはいくつかいて、People In The Boxもそうしたバンドだ。
久しぶりにライブハウスで彼らのライブを見て、「あぁ、なんで4年も見ていなかったんだろう」という事実にとても怖くなってしまった。なんで彼らのライブを4年も見ないで平然と生活できていたのかと。
だが、同時に彼らのライブを見ていて私にとってPeople In The Boxが自分にとってどういうものだったかを思い出すことができて良かったとも思った。
私は残響レコードから「Rabbit Hole」がリリースされた頃からずっと彼らの曲を聴き続けている。ただ好きというのではない、人生における価値観に大きな影響を与えているバンドだ。それは2023年の今現在も。
アルバムツアーのため、ライブで聴くのが初めての曲もあるのだが、過去の曲含め、おどろくほどしっくりきた。ツアータイトルにあるように15周年ということは、私は15年も彼らの音楽を聴き続けてきたということだ。
この日、「あなたの中の忘れた海」を聴いたときに涙があふれて止まらなくなったのは自分でも驚いてしまった。それまで特別何か思い入れのある曲というわけでもなかったのだが(好きな曲ではあったが)、どうしてなのか明確な理由はぱっとは思い浮かばない。ただこの日あの空間にいた自分にとってこの曲は特別が特別なものになったのだろうと思う。

 

7/14[読了]いしいしんじ「よはひ」

27編から成る短編が大きな流れとなって繋がっていく。読書体験としていつもいしいしんじの作品は新鮮な感動をもたらしてくれる。さまざまな場所や時代を超えて紡がれていく「おはなし」はときに笑え、ときに胸が痛くなる。この「繋がる」時間の感覚は読んでみないと味わえないものだと思う。

 

7/21 閑話

ここからは日比谷ノンフィクションを見に行くために東京に行った旅行の感想となる。

まず、当日乗るはずだった飛行機が機材繰りが上手くいかず欠航した。
マジかー。となったが、すぐに振替便を手配することができた。
事前に通販で購入していたグッズはこの日届き、出発が遅れたことにより空港に母がグッズを届けてくれた、、、すまない、、、
1時間ほどのスケジュールのズレはあったものの、東京についてからも予定を変更することなく行きたかったギャラリー等を周ることができた。

 

7/21 「ヤン・シュヴァンクマイエル「怪談」展」

Galerie LIBRAIRIE6/シス書店

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かつて大学生だった頃、授業でヤン・シュヴァンクマイエルの作品を見せられたことがある。
いくつか見た中で生肉がかわいい「肉片の恋」という作品が非常に印象に残っている。
別に熱狂的に好きなわけではなかったのだが、その強烈な作風故に「ヤン・シュヴァンクマイエル」というアイコンとして私の中にずっと残り続けていたし、様々なカルチャーに触れるにあたってその名前を知らないというのはあり得ないぐらいの存在感があった。
今回ラフカディオ・ハーン「怪談」にヤン・シュヴァンクマイエルが挿絵を付けたものが刊行されることを記念して展示が行われた。
前に別の展示でこのギャラリーを訪れていたことや、丁度東京に行くタイミングでの開催だったこともあり、今回行くことにした。
コラージュの挿絵は絶妙な不気味さとかわいらしさがあり、西洋から見た日本という「怪談」の作風に非常にマッチするところがあった。まだ読めていないのだが、円城塔の新約した「怪談」はきっとこういう感じなのだろうなと思う。読めてないけど。
生前のヤン・シュヴァンクマイエル邸の動画内の「地獄の暖炉」というのが非常に気になった。あの家自体が巨大なヴンダー・カンマー(驚異の部屋)なので、内装めちゃめちゃ興味があったな、、、ギャラリーの人が実際撮影した写真が売っていたのだが、送料がなかなかだったので地獄の暖炉の写真チキって買えなかったな、、、

 

7/21 「あ、共感とかじゃなくて」

東京都現代美術館

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都内美術館で夏休みに行われているサマーナイトミュージアムという施策により、17:00以降の料金が安く入れた。尚且つ開館時間も長い。
共感や共有・同調が求められる現代社会において「無理に共感や同調をする必要はない」というテーマを掲げた展示。中でも渡辺篤の展示が良かった。
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ひきこもりの人たちから募集した自室の写真やコロナ禍で孤立を感じた人たちが映した月の写真はそれぞれが「個」であることを否定せずに緩い連帯の可能性を感じさせるものだった。”人は「孤独である」ということしか分かり合えない”という感覚が好きなのだが、この展示はまさにそれを体現している感じだった。f:id:perfect_blue_screen:20231231001405j:image
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共通券で見れるコレクション展「被膜虚実」も見たが、新規収蔵されたという三上晴子の作品群がとてもよかった。ベルトコンベアに並べられた透明なスーツケースにベタベタと貼られた危険物のステッカーや、壁に執拗に取り付けられたシャワーヘッド、ガラスで囲われた洗面台など、強迫観念に訴えてくるような作品はシンプルでありながらも鋭いメッセージ性を内包していると思った。

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あと、清澄白河駅の狂った配置の蛍光灯が好きすぎる。


7/22 Base Ball Bear「日比谷ノンフィクションⅩ」

日比谷野外大音楽堂

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記念すべき10回目の日比谷ノンフィクション。
私は2015年の「日比谷ノンフィクションⅣ」から毎回欠かさずに参加しているのだが、地方に住んでいる私にとって、ビル街のど真ん中の木々に囲まれた特別な空間で彼らの音楽を聴くという体験はBase Ball Bearというバンドの概念そのものを体現しているといっても過言ではなく、地元にフェスやツアーで来てくれるのとは全く異なるライブなのだ。

しかしながら日比谷野外大音楽堂の改修工事に伴い、暫く「日比谷ノンフィクション」を冠したライブは休止せざるを得なくなる。
毎年のように日比谷に足を運んでいた人生におけるライフワークが無くなってしまうという事実を正直今でもなかなか受け入れられない。
コロナ禍において2020年と2021年に中断したときも「日比谷ノンフィクションに行けない人生なんて、、、耐えられない、、、」となっていたのだが。
まぁ、そもそも野音が使えないんじゃしょうがないんだけど、、、
2028年に使用が再開されても、それはもう私の知っている野音ではなくなるのだろうと思うともうなんか、、、ねぇ、、、
何事もなければ2028年までBase Ball Bearはバンドを続けてくれると私は強く信じているので彼らがまた野音に戻ってきてくれることを願って日比谷ノンフィクションが行われない世界を生きていくしかない、、、

今回グッズラインナップに今まで開催された日比谷ノンフィクションのアートワークを用いたアクリルスタンド(ブラインド)があり、事前通販で買ったものが見事にダブっていて現地で交換するなどというド陰キャコミュ症インターネットイキリヲタクの人間としてはずいぶん高度なことをしたのだが、追加で買ったのが交換でさらにダブったりしたので「ブラインド商品これだからぁ!!!!!!」ってなった。
だがBase Ball Bearのファンの人はみんな親切な方ばかりだったので無事に全部違う種類のやつに交換できた。圧倒的感謝、、、

先行物販のとき列並んで待機してたらスタッフさんが塩レモンタブレットを配布していて「運営、福利厚生が充実している!!」となった。
当日そんなに直射日光がキツいということもなく、気温が高すぎるということもなく、当然雨も降らないうえに梅雨明け宣言がされるという小出祐介天気の神に愛されすぎだろというこれでもかというほどの野音日和だったのも最高だった。

物販買って開場まで暇だったのでGWに行った新橋のカラオケ館にまた行った。
クーラーが効いていて最高!
やはり受付のおねぇさんは接客対応がよくて「好きだ!」となった。
あと新橋から日比谷公園まで普通に徒歩圏なんだな。という学びがあった。

今回、席が今まで行った日比谷ノンフィクション史上もっとも近い席だったので、私の日比谷ノンフィクションに対するクソデカ感情に席運の神が答えてくれたのやもしれない。
ありがとう席運の神、、、

今回はゲスト無し。
もう1曲目の「海になりたい part.3」のイントロから胸がいっぱいになってしまった。
これだ、、、これが日比谷ノンフィクションだ、、、
今回本当にセットリストが素晴らしくて、初めての7月の野音で鳴らすのにこれ以上完璧なものがあるのかという並びでぐぅの音もでなかった。
徹底追尾最高すぎた。語彙力が死んだ。
真夏の野音に響く「プールサイダー」の記憶だけで無限に白飯が食える、、、
あと、意外だったんだけど「Flame」やってくれたの嬉しかった。近年のBase Ball Bearの楽曲の中でこの曲はかなり自分のなかで大切になっている曲なので。
最新曲である「Endless Etude」もライブで聴くとそのグルーヴ感に圧倒される。
私は今現在のBase Ball Bearのことを史上最強の3ピースライブバンドに化けたと思っているのだが、まさにその本領を発揮している楽曲だとおもう。
日没後、本編後半の畳みかけるような夏曲の眩しさにテンションがブチアガってしまった。
だが、今回の日比谷ノンフィクションⅩにおいて最もサプライズだったのは、アンコールラストで「HIGH COLOR TIMES」が披露されたことだ。
イントロのギター聴いて「いやいやいやいや、マジかぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」ってなった。
まさか自分が生きているうちにライブで「HIGH COLOR TIMES」が聴ける日がくるなんて思っていなかったので。
Base Ball Bearの古参ヲタクの方ならわかるんじゃないでしょうか。
「HIGH COLOR TIMES」がライブで披露されることのヤバさを、、、
しかも令和に、3人のBase Ball Bearがこの曲を野音で演奏しているわけよ、、、
情緒がめちゃくちゃになったね、、、

もうなんか、今回の日比谷ノンフィクションは本当に今まで行った中で一番よかった。
っていうか人生において今まで行ったあらゆるライブの中で5本の指に入るぐらいにはあの日のあの空間は忘れられないものになったと思う。絶対死ぬ前走馬灯で頭に流れるやつじゃん、、、

帰りに飛行機でセトリ組んだプレイリスト聴きながら泣いたもん(情緒ヤバ人間)
私はこの先も日比谷ノンフィクションの思い出を大事に抱えながら日比谷無き世界を生きていかなければならない、、、

 

7/29 雑作家Junyaひかりのまち どこかのまち」

旧 園田商店

Twitterで見かけて気になっていた展示を見に小樽へ行った。
小樽は札幌の隣町ではあるが、電車に乗って行かなければならず、普段地元ではめったに鉄道に乗らない私にとってはかなり「遠くへ行く」という感覚が強い。

今年、北海道の夏はとても暑く、あまり小樽も散策出来ないだろうなと思っていたが、行けば行ったでそれなりに楽しかった。暑かった けど。
久々に降りた南小樽駅の高架橋は架け替えられて、あの昔の木でできたしぶいやつじゃなくなっていた。

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まず最初にお昼を食べようと思いCAFÉ WHITE(旧岡川薬局)に行った。
旧岡川薬局はその名の通り薬局をリノベーションしてカフェにしている。
そこのオーナーさんはまりんさんの「Capacity」のMVを制作している。
2階席には初めて来たのだが、店内にCDがありテンションがアガった。
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ピザとアイスモカを注文したがおいしかったし店内はクーラーが効いていて天国すぎた。
森永もうれしそう。

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続いて旧 園田商店へ。
園田商店も商店だった場所をリノベーションしてギャラリー・イベントスペースにしている。
ひかりのまち どこかのまち」という展示タイトルの通り、小さな街の明かりが灯るなんとも素敵な内容だった。
郊外の街の風景というのは何となく憧れがある。
自分が住んでいるのは郊外すぎて山が近くて夜になるとあまり明かりが無い。
真っ暗ではないのだが。まぁ、星はよく見えるけど。
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今回作家さんは在廊していなかったのだが、園田商店をリノベーションした人がいて、アイスコーヒーをいただいてしまった。ありがたい、、、
職業柄、建物の利活用や街の活性化について等の話を長々と話し込んでしまった。

久しぶりに小樽に行き、暑かったがだらだらと歩いてしまった。
私がまだ大学生だった頃、真冬の小樽に行き、周遊バスの乗り放題付ききっぷを買ったにもかかわらずバスに上手く乗れなくて(バス時間が合わなかったのかバス停がわからなかったのか記憶にない)小樽運河のあたりから小樽築港まで真っ暗で雪深い中を当時出たばかりの凛として時雨の「#4」を聴きながら歩いたことがあり、このアルバムを聴くたびにそのことを思い出す。

春先に小樽に来たときも雪がまだ結構残っていて、その頃は羊文学の「オレンジチョコレートハウスまでの道のり」を聴きながら似たようなルートで小樽築港までだらだら歩いた。
iPod Classicはバッテリーが死んでいて、尚且つマイナス気温のため再生していると突然止まったり、爆速で電池残量が減っていき、その他iPhoneiPadApple製品はまるで使い物にならなかった。もし雪山で遭難してもApple製品で助けを呼ぶ前にすべてバッテリー切れになり命は助からないだろう。ガチの寒冷地仕様iPhoneを出して欲しい。

また話が脱線してしまった。

今回もまた観光地、しかも小樽を代表するイベントのひとつである潮まつりの開催期間中にもかかわらず小樽築港までの道は倉庫街のため全く人気が無かった。
小樽は海に面しているにもかかわらず、外洋は遠く、港湾のため、砂浜があって海に降りれるという感じではない。海は見えるのに海に近付けない。

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小樽築港まで行く途中にかつない臨海公園という場所があり、船を模したような東屋がある。全然人がいないが何となく雰囲気がいいのでこのルートを歩くときには必ず寄り道してしまう。

その後、新南樽市場のダイソーにより、色々無駄遣いをして、市場内の深澤精肉店で燻製を買った。ここの燻製は安くて尚且つ非常にクオリティが高いため近くに来るといつも買ってしまう。
そしてウィングベイ小樽の中をだらだら歩き、歩いても歩いても無限に続くショッピングモールにBackroomみを感じながら小樽築港駅から電車に乗り帰った。


8/3[読了]TK「ゆれる」

凛として時雨北嶋徹ちゃん初のエッセイ。
かつて、凛として時雨のオフィシャルサイトにはTKのブログが存在していた。
あの一聴すると激しい音楽性からは想像できない独特な文体とユーモアが癖になるブログだったのだが、メジャーデビュー後オフィシャルサイトが移行するに伴いおそらく今は読めなくなったのではなかろうか、、、
とにかくメディアにもあまり出ないし、雑誌のインタビューは所詮ライターさんの書きたいことを書いているにすぎないので、長いこと凛として時雨の音楽を聴き続けていても、その音楽から伝わってくる以上のものを私は受け取ってきていないような気がする。
とはいえエッセイをよんでもやはりその音楽性そのものの人柄という感じで、独特でユーモアがあって穏やかでありながらも激しさを内包しているというか、、、
何度も出てくるイギリスの話がとても好きで、その場所で触れた「あの感じ」というのを求め続けているという感覚はとてもよくわかる部分だった。まぁ私の場合それはイギリスではないのだけれど。
本当に、長く聴いている割にCDを買ってライブに行くしかしていなかったので、バンドとしての活動があの時期どうだったとかいうのが書いてあったのは結構新鮮だった。「#4」が公民館で録られていたとか今の今まで知らなかった。

 

8/5 7 MEN 侍「Summer Paradise 2023 Make 侍 Noise」

TOKYO DOME CITY HALL

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有給をとにかく使いたくないため、ちょっとだけ仕事を早退して遅い便で東京に前乗りした。労働してちょっと早退して前乗りのテクニックは積極的に利用していきたい。北海道の場合、前乗りできないと飛行機が欠航、遅延した場合死なので。こないだのシゲアキの舞台日帰りは本当に無謀だった。
遅い時間で空港連絡バスがないためJRで行ったのだが、普段地元で夜のJRに乗ることがなく、車窓の景色がミニマルすぎて変な感覚だった。きさらぎ駅に連れてかれるのかと思った。どこまでも真っ直ぐな街灯の続く住宅街の風景。
途中ばかでかい明るい建物があったので「うわーでっけぇパチンコ屋だ。」と思ったけどエスコンフィールドだった。

空港で飛行機を待つ間、キタニタツヤがMステに出ていたが、空港のWi-Fiが激弱のため全く見ることができなかった。
日付が変わる前にホテルにチェックインできるかドキドキしていたが、何とかギリギリ24時前にホテルに到着できた。

グッズが公演日までに家に届かなかったため、当日朝からうちわとペンライトヘッドを買いに行った。朝食を食べていなかったのでTDCのコメダに行った。
コメダに行くのは初めてだったが、ドリンクを頼んだらパンが付いてくるのが衝撃的だった。グッズは無事に買えた。
TDC行ったらTeNQ行きたかったのだが3月に閉館していてショックだった。
毎回スーベニアショップで宇宙の匂いの入浴剤買うのを楽しみにしていたのに、、、かなしみ、、、

ライブまで時間があったのでカラオケに行った。東京ドームでもライブがあったので混んでいるかと思ったが意外と空いていた。やはりカラオケはクーラーが効いていて飲み物が飲めてトイレがあって個室で歌えて長居しても怒られないので最高。

時間になりTDCに入場。意外と席がステージに近くてビビり倒した。
コラボスリーブついてたからドリンク飲みたかったけどとにかくトイレに行きたくなさすぎてやめた。
後ろのヲタクが声のでけぇうるせぇヲタクだったのでキツかった。
別にジャニーズのライブに限らないのだが、私は女の子のキンキンした話し声がめちゃめちゃ苦手なのでライブの前の待ち時間が結構苦行だ。というか、他人の会話が大量に流れ込んでくる感覚というか、あれがキツい。人とライブにそもそも行かないので開場BGMに集中するか本を持ち込んで読むかスマホをいじり倒すことになる。

ライブが始まると、克樹側だったので「うわぁー神席じゃーん!」になった。
客降り動線も近くてすぐ真横をメンバーが通り過ぎたり、ムビステあったりして本当に近かった。ってかTDCでムビステあるのか、、、これだったら後ろのお客さんも近くてうれしいね、、、

今回声出し解禁後の初めてのライブということで、それがとにかく楽しかったですね。
Snow ManのGrandeur好きなので今回セトリに入っててうれしかった。
B4N4N4は今回歌詞が付いてライブ毎にどんどんアップデートされていってすごいなと思うし、真の意味での「7 MEN 侍のオリジナル曲」という感じがある。
デビュー曲の初回Bに入れてくれ頼む。
菊池風磨さんが提供してくれた新曲もめちゃめちゃよかった。衣装もデザインしてくださって洗濯大名に頭が上がりません。年貢、どこに送ればいいですか。
ソロ曲、克樹のオリジナルのもよかったんだけど、個人的にはげりんのCANDYで\LOVE
琳寧!!/コールができたのがめっちゃ楽しかった。
TDCといえば、菊池風磨さんのバックにSixTONESがついてる公演が見たくてSexyZoneのサマパラ2017の円盤を所持しているのだが、それの中島健人さんの公演のやつでもCANDY歌っててなんかそれを同じ場所で自軍のメンバーが歌っているのだなぁというのは非常に感慨深いものがあった。

あとはとにかく演出が本当によくて、全体の流れもよく考えられていると思ったし、大光ちゃんは「ステージとはなんたるか」を本当によくわかっているなと思った。先輩たちの築いてきた伝統だったり、ステージにおいて大切にすべきことをきちんと継承していると感じられるライブだった。それでいて、彼ら自身のオリジナリティをしっかりと打ち出してきていて、それを形にしてくれるスタッフとの信頼関係も感じられるし、他の公演で見学に来てくれた先輩のことも考えると、本当に愛されているグループなんだよなと思う。

後日談だが、全公演終了後の打ち上げYoutubeで数式うちわの話題が出て、身に覚えしかなかったので「か、克樹、、、」となった。当日はファンサもらえなかったので遠隔で食らった。私の他に数式うちわもってったヲタクいるのかな、、、スノの現場だと阿部ちゃん先生のヲタクが数式うちわ持ち込んでいると聞くので「釣って」うちわのように数式うちわの文化もわずかながらあるようだが果たして。
「お、俺のことかぁーーーーーー⁉︎」と思っていたほうが幸せなのでそう思っておこう、、、

帰りに乗った飛行機から花火が見えて、花火を上から見たのが初めてだったので興奮した。

 

8/11-12 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 in EZO

石狩湾新港野外特設会場

今年は完全に「秋山黄色が来る」ということに照準を合わせていた。
とにかく何と裏被りしても秋山黄色のステージが見れれば全部かなぐり捨てるという覚悟のもと挑んだが、裏被りしたのはラッキリとZAZEN BOYSであった。

まぁ、そんなわけで10年以上RSRに通い続けていても今年ほど暑かったRSRはおそらく今までなかったんじゃなかろうかという感じで今年は本当に暑さがしんどかった、、、
さくさく書きます。

 

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DAY1 8/11

とにかく秋山黄色のグッズが欲しいということで初めてオープンと同時に入場した。
新規グッズがRSRからの発売だったので。。。買えた。


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缶バッジも去年は整理券ないとできなかったので今年は100円玉を大量に用意して秋山黄色のバッジがとにかく欲しい!!!とやっていたら自引きで2つ出た。
その後交換で3つに増えてそのうち一つは他の秋山黄色のヲタクの人に譲ってあげて自分が欲しかった何らかのバッジを得た。
欲しかったお目当てのバッジはコンプした。去年の秋山黄色のバッジも交換してもらえた。
Twitter(現:X)で交換を持ち掛けてきた人と全く会場で連絡がつかずドタキャンされたのはちょっとモヤモヤした。ラジオの実況してんなら返信してくれよ、、、大手垢だったけど印象悪いから来年はこの人とは交換しない、、、

バッジ交換所からぐるーっと回ってサンステを目指す。
一応会場全体の距離感を見ておこうと思って。
近年のRSRは会場レイアウトが頻繁に変わるので昔のレイアウトに慣れていたから距離感が掴みにくい。3日間いてようやく会場に慣れてきた頃に現実に戻されるのがRSRである。


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途中買ったジェラートがおいしかった。
会場にいてほとんど食べ物を買わなかった。
暑いし食欲ないし屋台飯そもそも苦手だし食中毒警報出てたしな。
ほぼ持ち込んだinゼリーしか摂取してない。

 

14:00 SUN STAGE Creepy Nuts

昨年の夜のライブもめちゃくちゃ最高だったのだが、今回はど昼のトップバッター。
タイテえぐいて。真昼間によふかしのうたからスタート。
マジでこの時間にCreepy Nuts見たことなかったな。いっつも夜なので。
松永にとんぼ留まってた。
耳無し芳一Styleやっててうれしかった。
最後やってた新曲めっちゃかっこよかった。
その後Rさんが熱中症でロッキン出れなくなってこの気温でこの時期夏フェスやるのちょっと見直した方がいいのでは、、、と思った。

 

その後def garageに移動。
昔、def garageは屋根付きテントタイプでクソ狭でステージが非常に見にくくてすぐに入場制限がかかるようなステージだったのでステージ割が発表されたとき秋山黄色がdef garageで「はぁ~~~~~~~~!?せめてEarthだろなんでdef garageだよ!?」と散々文句を言っていたわけだが、今年復活したdef garageはオープンエアで入場制限なしに生まれ変わっていた。ありがとうございます。これは、これは最高です、、、
結果的に今回どのステージよりもdef garageにいたかもしれん。


マルシィ、マジで名前しか知らなかったのだが、次の秋山黄色まで暇だったのでどうせなら見てみるかと思って。こういうのもフェスのいいところってわけ。
全員すごい若くて「バブちゃんじゃん!!!」になった(若いミュージシャンは全員バブちゃんに見える)
ちょっと曲のタイトルとかはさすがに全然わかんなかったんだけど(そりゃ初めて見るので)「プラネタリウム」って曲はいいなと思った。プラネタリウムを冠した曲は大体名曲なので、、、私が高校生だったら多分めちゃめちゃハマってただろうなと思う。すげーキラキラしててさわやかだった。甘酸っぺ~~~~~~!
めっちゃ普通にノリノリで見てしまった。

 

16:30 def garage 秋山黄色

最前だったが西日がすごく、待っている間暑さで死ぬのではないかと思った。
リハでめっちゃ曲(LIE on、アイデンティティ、夕暮れに映して、PUPA)をやってくれて「おいおい、なんだ今日はゴキゲンすぎるだろ。」ってなった。
いつもは前髪クソ長金髪の秋山黄色であるが、この日リハのときおでこ全開でピンで前髪上げてて「ま、前髪上げ山黄色じゃん!!」ってなった。顔面美しすぎる。
ステージ上も西日がガンガン差していたため、暑さでいつも白い秋山黄色のお顔が赤くなっており「と、とちおとめ、、、」ってなった。


┏セトリ
Caffeine
Bottoms cell

シャッターチャンス
やさぐれカイドー

 

踊り狂っていたのであまり記憶がないのだが、シャッターチャンスのときに腹チラしてたとか”乾いた唇を潤すみたく”の歌詞のところで口に指あててんの投げチューみたいで「おいおいなんだなんだ」ってなったし、熱中症に気を付けて水分補給してくださいと言いながら頭からペットボトルの水を被るなどしていてなんかめちゃめちゃゴキゲンだったし帰りは側転ではけていった。とにかく最高だった以外の記憶が無い。あとひかりちゃんのお洋服がかわいかった。目の前がまこっちゃんだったのだが、まこっちゃん見てるとニコニコしちゃうな。おもろいから。なんかとにかく、この日の秋山黄色は今まで見た中で一番めちゃめちゃ楽しそうにライブをしていた。4月や5月とは全然違った。
私はもうRSRで秋山黄色を見るという最大目的を果たしてしまったため体力と気力を使い果たしライブ後へろへろとステージ脇の芝生にはけてペットボトルの残り少ない水を全部飲み干し仰向けで大の字になり暫く死んでいた。


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暫くしてから起き上がり、水分を求めてHyuge Stageのエリアへ移動。
途中通ったポカリのブースとか売り切れてて「おいおいマジか」ってなった。
なんかHyuge Stageのそばのエリアの売店は全然ペットボトル売ってなくて、店番してた小学生くらいの女の子からぬるい水を買ってがぶがぶ飲んで日影になっている椅子のとこでぼーっとしていた。
Hyuge Stageではどんぐりずがライブをやっていて、もうめっちゃ楽しそうで私もぴょんぴょん踊り狂いたかったのだが体力が普通に死んでいたので「うわーまざりてぇー」って思いながらアミノバイタルをドーピングしたりしていた。

だんだんと日が暮れてきて、そろそろサンステ行かないと電気に間に合わんというギリギリまで体力を回復したあとてくてく移動。

 

18:00 SUN STAGE 電気グルーヴ

電気グルーヴのライブが久しぶりすぎる。
ピカラブツアー以来か、それとも前にRSR出て以来か。
今回も石野卓球のDJ企画がないRSRだったので物足りなさはあったのだが、電気グルーブRSRに帰ってくるというのは大きな前進だと思う。早く復活してくれ。朝まで踊り狂いたい。
電気のVJはおなじみ和田さんなのだが、やはり和田さんのカントリーサインや札幌市内や会場で撮影されたご当地ネタの映像素材を入れたVJを見ているとRSRに来たという感じがある。
なんか、本当に久々すぎて「うわぁーこの感じ!」って終始感慨深いものがあった。
瀧も卓球もわちゃわちゃしてて楽しかったし牛尾憲輔大統領はカッコよかったです。
猫夏やってたんだけど、VJがめちゃめちゃネコチャンでとってもかわいかったです。

 

そのあとは全然記憶にないのだが、def garageにAwichさんを見に戻り、すごい人だったなーとかめちゃめちゃかっこよかったなーとかなって、(sic)boyを見るため待機していて、シャトルバスの最終時刻まで粘っていたのだが、バックナンバー終わりの人たちがサンステから流れ込み、シャトルバス列がどんどんエグいことになってきていたので途中で離脱。
シャトルバス列途中まで並んだがバス列は全く捌き切れてなく、麻布駅発の地下鉄最終便との接続には到底間に合いそうもなかったため絶望していた。

電波が死んでいる中、RSRに来ていた友人からLINEを貰い、for Campers終わったらタクシーで自宅まで帰るから相乗りしていきませんかとのお誘いを受け「神すぎる、、、」となり、バス列を脱出。見たかったが諦めていたSTUTSさんのライブを見ることができてとてもうれしかった。大豆田とわ子の曲が沁みた、、、
ゲストでAwichさんが来ていて「マジかー」となった。
夜を使い果たしてをRSRで聴くことができて「こんな日こんな時間こんな状況にこんなに合う曲があるかよぉ~」ってなって最高だった。

その後友人と合流し、RED STAR FIELDでGEZANのライブを見た。
GEZAN、名前はよく聞くしライブがすごいということだけは知っていたのだが、まともに聴くのはこれが初めてだったのだがすごかった(語彙力の死)
ジャンルというもので括れない音楽の衝動そのものという感じで、ど深夜のREDによく合っていた。

その後友人とタクシーで帰宅(私は都心のホテルに戻った)。
タクシー運転手さんがよくしゃべる人だった。
無事にホテルに辿り着けて良かった、、、大感謝、、、
シャワー入って着替えて即寝た。
パジャマ忘れたけどホテルの白装束の寝間着寝心地悪すぎて会社着てった服で寝た。
パジャマみたいな服で会社行ってる、、、

 

DAY2 8/12

2日目最初に見たいUNISON SQUARE GARDENは16:00からだったから午前中はホテルで爆睡していた。
その後「暑いしホテルの部屋から出たくねぇ~~~~~」となりながら石狩へ向かう。


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16:00 SUN STAGE UNISON SQUARE GARDEN

16:00とはいえ、まだまだ暑い中、ストイックにMC無しで曲を演奏しまくるユニゾン
なんとなく、ビバラのときの最新アルバムからの曲と定番曲を織り交ぜた感じのセトリの印象が強かったため、今回のRSRのセトリは結構意外だった。
セトリに桜のあとと春が来てぼくらが入ってたので「夏フェスなのにめっちゃ春めいてんな」と思った。カオスは極まっていた。

 

17:30 RED STAR FIELD スキマスイッチ

JOIN ALIVEでは何度も見ているスキマスイッチ
意外なことにRSRは今回が初出演。
夕風が涼しくなってきて丁度見やすい時間帯。
やはり人気者なだけあって、REDの周りはかなりの人だかり。
定番曲で盛り上がるのは勿論なのだけれど、今回のセットリストで「藍」「ミスター・カイト」「Ah Yeah!!」の流れで号泣してしまった。特に「ミスター・カイト」をフェスのセトリに入れてくるあたりがもう、、、
小樽出身の外園くんがギターで入ってたんだけど、地元でライブということでMCとか曲煽りでも盛り上げてくれてて私もニッコリ。


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汗でシャツがべちゃべちゃになってしまったためLAUSBUBのTechno Tシャツを買ってしまった。
夕日が綺麗だった。
一日朝まで会場にいるので、時間の流れを全身で感じることができるのもRSRの良さだし、この日が落ちていく時間帯と夜明けに空がだんだん明るくなってくる時間帯のこの感じは本当にRSRに来ないと体験できないなといつも思う。


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スキマスイッチ後、23:10のDiosまで死ぬほど暇すぎて、職場の社員さんが手伝いに行っているカレー屋までしぶしぶ行った。なんで日常を忘れて音楽に没頭しまくるフェスで会社の人に会わなきゃならないんだ、、、とは思いつつもあまりにも暇だったので。。。

そのあともさらに暇だったので缶バッジエリアで待ちぼうけをしていたが、相変わらず缶バッジ交換の約束をしていた人から連絡は全然来なくてイライラした。
この時間帯が一番虚無だった。もう来年はこの人とは絶対取引しない(2回言うぐらいムカついている)
暇すぎて寝てた。

 

その後、Diosを待つ間に普段なら絶対に見ないであろうFLOWのライブを遠巻きに見た。
秋山黄色待ちでマルシィを見るのとはわけが違う。
あんなフェスの覇者みたいなライブするFLOWの前方に行って生きて帰れる気がしなかったので後ろから。
歴が長いバンドだし知ってる曲もいっぱいやっていたしみんなやっぱフェスでFLOW見たいよな分かるって感じでdef garageの周りはAwichさんのときと同じぐらい人が溢れていた。入場規制のないタイプのステージで本当によかったと思う。
普段は絶対見ないとはいえお客さんめっちゃ楽しそうでなんかいいなと思った。
RSR出るの20年ぶりらしい。

 

23:10 def garage Dios

この日、なんとササマリが病欠。サポート加えた4人体制だった。ササマリはアー写iPadに映されアンプの上に置かれていた。切ない。
ササマリがいない分いちかちゃんが4人分働くとたなかが言っていた(元の編成より多い)
夜の野外でDios見れるなんてめちゃめちゃ最高だな~と思った。
いちかちゃん側の最前にこれたのでギターをガン見してしまった。まぁそうですよね。毎回Diosのライブのときはいちかちゃん側に来てしまう。
たなかが最後タンクトップでムキムキだった。

ZAZEN BOYS見たかったがポテサラだけ見てEARTHに移動

 

00:00 EARTH TENT Lucky Kilimanjaro

ラッキリのときから若干空模様が怪しくなりはじめ、たまにぱらっと雨が降る感じだった。
今回一人で見て回らなきゃならないし荷物もレジャーシートエリアに放置禁止されてたから荷物を極限まで減らし雨具をホテルに留守番させてきてしまったため、うぉーんこれ以上降らないでくれーってなってた。
EARTH TENTは屋根があるステージのためラッキリのうちに止んでくれって思っていた。
ラッキリは家ではよく聴いていたのだがライブを見るのは初めて。
めちゃめちゃぎゅうぎゅうだったので人気があるんだなと思った。
ノンストップでダンスナンバーを畳みかけ(というかラッキリの曲はほぼダンスナンバーしかないが)、踊りっぱなしでテンションがバカになった。
RSR石野卓球のDJで朝まで踊り狂うのが毎年恒例だったのだが、昨年から復活したRSRでは石野卓球のオーガナイズ企画がないため物足りなさがあった。
ここにきてラッキリがブチアゲダンスナンバーをガンガンやるライブをやってくれるというのは一晩中踊り倒したい欲を若干発散できた感がある。
一昔前ならここの枠はサカナクションだったなーと若干遠い目になったがどんどん新しいバンドが出てくるのはいいことだと思う。
「ひとりの夜を抜け」をこの時間帯に爆音で聴けたのが激エモだった。ブチアガった。

 

01:30 EARTH TENT キタニタツヤf:id:perfect_blue_screen:20231231002447j:image

↑キタニのライブは撮影可

皆、サンステのVaundyを見に行ってしまった。お前ら、2023年の夏に真夜中のEARTH TENTでキタニタツヤを見なかったことを全員後悔するぞ。と思いながら、あまり客入りの芳しくないEARTH TENT後方PA前で腕を組みながら待機していた。
それまで何回かIMPACTやらビバラやらでキタニのライブは見ていたのだが、正直この日のライブは今まで見たライブと全然印象が違った。見る時間帯もあるだろうが、なんというか、気迫が違った。おそらく本人もVaundyの裏であることは勿論意識していたのではなかろうかと思うのだが、ここに見に来たことを絶対後悔させないというような迫力があった。
この日、私は初めてライブで「プラネテス」を聴くことができて、はっちゃんのライブアレンジでのピアノのイントロの美しさと後光が差すキタニを見てあまりに神々しすぎて写真を撮ったね、、、
キタニのライブは基本撮影OKなのだが、私はライブ中写真やら動画やら撮ってる暇があるなら踊るタイプなのでキタニのライブ行っても全然撮らないわけだが、なんか、本当にこの日のEARTH TENTでのライブがよすぎて、夢まぼろしではなかった証拠をとっておきたいと思ったので、、、
尺も長くて曲もいっぱいやってくれて満足度がヤバかった。

 

そのあとLAUSBUBを見にヒュッゲまで戻った。

 

03:00 Hyuge Stage LAUSBUB

札幌が誇るゴリゴリのテクノの新星LAUSBUBちゃん。
こんなほぼ朝みたいなど深夜にこんな激シブテクノを爆音で浴びたらどうにかなりそうだった。いや、ヤバかった。
石野卓球のDJがないと散々文句を言っていたが、この時間帯にLAUSBUBのライブ見れるのはかなりよかった。
麦の曲好きなんだけどこの日やったアレンジがかなりぶっ飛んでて「やべー」ってなった。
最高すぎた、、、


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その後帰りのバスが出るまで暇だったのでコーヒーを飲んでだらだら時間をつぶした。
RSRは毎回本当に過酷で最高なアーティストの最高なライブが見れる以外は正直かなり環境が厳しいのだが(トイレも仮設だし日よけもないし今回から荷物も置けないし)、毎年この時間になると「うわー帰りたくねぇー」という気持ちでいっぱいになるのが不思議だなと思う。一年で一晩中起きているというのがこの日だけだから、この時間の流れを全身で体感できる唯一無二の感じが毎回忘れられなくてRSRに来ているみたいなところはある(去年は日帰り×2だったけど)。楽しかったなー。

 

8/17 「学校の怪談4

1999年・日本 監督:平山秀幸

夏なので学校の怪談を見た。WOWOWで一挙放送がやっていたのに1と2は録画し損ねた。
3も見たのだが、こちらは完全にジュブナイルものの側面が強いため恐怖度は少ない。
4は公開当時劇場に見に行った記憶があり、それまでのシリーズに比べてホラー描写強めという印象だったのだが、今になって改めて見返すと幽霊の出方や一人ひとり消えていく子供の演出はしっかりとJホラーの定石を踏んでおり(特に灯台の描写が最高!)、普通に怖いので満足度がかなり高かった。単に恐怖の対象としてではない死者がかつて生きていたことだったり、無念さや悲しみをしっかりと描くことでドラマとしての深みもある。海辺のまちのロケーションもよい。

 

8/8 「リボルバー・リリー」

2023年・日本 監督:行定勲

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綾瀬はるかのガンアクションが最高。強い女の出てくる映画大好き。シシドカフカちゃんもかっこいい。衣装がどれも素敵だった。なんといっても暗殺者役の清水尋也が癖に刺さりすぎた。やべぇ男の役をやらせたら清水尋也の右に出るものは今いないのでは。ちょい役かと思っていたら結構重要な役で出ていた。ジェシーちゃんは冷酷無比は軍人役だったがいつもの印象が強すぎて出てくると笑ってしまった。

 

8/27 NEWS「NEWS LIVE TOUR 2023 NEWS EXPO」

真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

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今回1名義で申し込んだ全枠が当たったのだが、さすがに全部行く金はないので1日だけにした。
いつもは友人と行くのだけれど、今回は都合がつかず1人で申し込んだ。
私は2013年にひょんなことから当時さしてファンだったわけでもなかったのに初めてNEWSのライブに行きそこからNEWSのヲタクになったわけだが、丁度20周年のタイミングでファン歴も10年になった。
ついこないだのような気もするのだが、私は転職もしまくるしNEWSもメンバー減ったりしているので10年確かに経っているのだった。
今回出したアルバムは全曲新曲のアルバムとベストアルバムとライブ盤とメンバーセレクトのベストがそれぞれの形態に付いてくるという狂った仕様のアルバムで、セトリはアルバムツアーとしての側面と20周年のお祭り的な側面で構成されている。
そもそものアルバム自体もNEWSのこれまでの歴史を包括する内容のものなので、そこのコンセプトはブレていない。
NEWSというグループはとにかく、プログレバンドかよというぐらいゴリゴリにコンセプチュアルな作品をここ10年はリリースし続けている異様なアイドルグループなわけだが、すべてその今までの物語を踏まえた上で次のステップへと行くのでNEWSというプロジェクトがずーーーーーっと継続して続いているという一貫性がある。
その歴史を存分に感じることのできる内容のライブになっていた。
もうなんか、ずっと泣いてたような気がする。いろんな思い出がありすぎて。
さくらガールのときと増田さんが一人で青いベンチ歌ったときが特にヤバかった。
勿論思い出だけではなく、今事務所を取り巻く状況だったりのことを思ってそれでも彼らはステージに立ち続け、誇りを持ってアイドルという職業を全うしている姿が本当にカッコいいなと思った。
彼らがどういう思いで20年もこのグループを続けてきたのか、それが存分に伝わってくるライブだった。
銀テは取れませんでした。


8/23[読了] 宇佐見りん「推し、燃ゆ」

推し(私は推しという言葉が好きではないがここでは暫定的に推しとする)が高確率で燃えるのだがその都度「まぁ人間だもんなぁ~~~~~~!!!ってか関係ないのにやいやい言うやつら全員殺す!!!」みたいになるわけで、この話の主人公の推しは人を殴り引退してしまうのだが、私は信仰対象からの学びにより人生をより良くしていくことを念頭に置いているため、推し活全振りで自分の生活もままならずダメになる主人公には1mmも共感できなかった。ただ、あとがきの主人公の推しが主人公と同じように「自分を説明できない」という弱点を持ちながら歌や踊りといった圧倒的な力を持っていることにより、主人公にとってのヒーローになるというところがかなり思い当たる節があって「うわぁ、、、」となった。私も無意識での「生きづらさ」の同一化というのはやってしまいがちなので。いくら好きでも共感できても所詮他人ですからね、、、

 

8/26[読了] 山岸涼子「ゆうれい談」

家にある本にいくつか収められているのだが、まとめ読みしたいので買った。山岸涼子の実話怪談は怖い。この頃は実話怪談という言葉はなかったわけだが、人から聞いた怖い話を描くというのはまさに実話怪談のスタイルそのものである。読者から届いた大量の怪談エピソードが気になる(怖くてなって処分してしまったらしい)。本書の解説を書いている小野不由美の「鬼談百景」みたいじゃないか、、、

 

8/31 東京
TOOBOEと秋山黄色の2マンを見に行くため、東京に前乗り。ギャラリー巡りをした。

 

8/31「野又穫 Continuum 想像の語彙」

東京オペラシティーアートギャラリー

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野又穫は想像建築の絵をたくさん描いている。この展示をやることをTwitter(現:X)かなにかで見て、その建築画に一目で心を奪われた。
人の気配のしない巨大な構造物は人類が滅んだあとの世界のようでうっとりとしてしまった。特にビオトープみたいになっている建築物の絵がよかった。


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オペラシティの椿屋珈琲店、初めて行ったけどすごい値段だった。
隣で異世界転生系小説を書いていると思わしき作家さん(悪役令嬢ものだった)と担当編集が打ち合わせをしていて、「す、すごい、本当に東京の喫茶店では打ち合わせが行われているんだ!ドラマみたい!」ってなった。

 

「TOPコレクション 何が見える? 「覗き見る」まなざしの系譜」

東京都写真美術館
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見るだけではなく実際にレンズをのぞいたりゾートロープを廻したりできる体験できる展示がたくさんで楽しかった。写真の歴史から誰もがスマホのカメラを持っているような時代における視点の在り方について考えさせられるようなものまで幅広く取り扱っていてよかった。

 

9/1「アートアクアリウム銀座」

銀座三越

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アートアクアリウム自体は地元で開催されたとき一度行ったことがあり、個人的にはちょっと苦手だったのだが、TOOBOEさんがCMタイアップをやっていてMC撮影もしていたし、時間もあったので行ってみた。ロケ地巡礼が趣味のヲタクなので。
金魚それ自体が鑑賞を目的として改良をされた生き物なので、それにさらに特化した展示にするというのがなんというか「に、人間、、、なんと傲慢な、、、」となってしまい、「わぁ~きれい~」と純粋に楽しめない。ライティングあんまり変化させないほうが金魚自体の美しさは際立つよなと思う。
扱っているものがなにせ生き物なので「うっ、、、大量の、、、命、、、」となってしまう。
まぁ、これは個人的な相性の問題だが。。。
もともと金魚によって涼を楽しむという江戸の風流な文化の延長線上にあるものとして考えればアリなのかもしれない。文化の発信地たる銀座なので。
混雑を緩和するためフロアを分けている動線計画は良いと思った。

 

9/1 古屋兎丸「SCHWEIGEN-沈黙-」「白昼夢-WACHTRAUM-」

ヴァニラ画廊

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ヴァニラ画廊初めて行った。
ライチ☆光クラブの原稿をフルカラーにし、セリフを除いたものと、描き下ろしによる2つの展示。美麗な原稿を間近で見れて眼福。会場内は撮影禁止。
雷蔵ちゃんが好きなので、雷蔵ちゃんがかわいかったです。
会場に先生在廊しててビビった。

また新橋のカラオケ屋で時間をつぶした。
外は暑いので。カラオケ最高。

 

9/1 johnコラボカフェ

コラボカフェ本舗 秋葉原

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コラボカフェ、東京喰種とらんまとうる星やつらしか行ったことない。
TOOBOEさんの曲はよく聴いているのだがjohnさん名義の曲は今まで熱心に聴いていたわけではないので(とはいえTOOBOEさんの曲を聴くようになってからはjohn名義での最新アルバムとかは聴いていた)私のようなぬるいやつがコラボカフェなんて行っていいのかと思ったのだがせっかく東京にいるしと思って勢いで申し込んだ。
johnさんのヴィランズちゃんの中ではグッド・バイのホーちゃんが推し(便宜的に推しという言葉を使うが以下略)なのだが、自引きで缶バッジゲットできた。
ズン子のラズベリーケーキとホーちゃんのほうじ茶ラテ頼んだのだがどっちもおいしかった。Twitter(現:X)で交換を持ちかけたところ、ズン子のアクスタとホーちゃんのアクスタトレードしてもらった。ありがとう交換してくれた人、、、
一人で行くと一蘭Styleだったが、普通にいっぱい曲とか聴けたしカフェ仕様のヴィランズちゃんのイラストかわいかったし楽しかったので行ってよかった。

 

その後渋谷に移動。
私は渋谷はあまり得意ではない。というか渋谷駅が嫌いだ。駅が複雑すぎるしいつも工事をしているしとにかく人が多いため、何回行っても道がわからない。
これでも私はそこそこ道に迷わない空間認識能力のある人間だと自覚しているのだが、それでも渋谷駅は未だに苦手だ。

 

WWW Xに先行物販を買いに行き(物販ネキはこの日も親切!)、アクスタを親切なjohnさんファンの人に交換してもらい、時間があったら行きたかったCAFE:MONOCHROMEに行くことができた。

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CAFE:MONOCHROMEのことを何で知ったのか全然覚えていないのだが、おそらくインスタで広告が流れてきたのかもしれない。
お店のメニューはほぼすべて店名通りにモノクロで、店内もモノトーンで統一されているインダストリアルな空間だ。
とてもカッコいい店なのであの空間にいるだけでテンションが上がる。
あんなにクールな店なのに店員さんがやさしいところもポイントが高い。
本当は予約していたのだが、タイムテーブルを組むのを間違えてキャンセルしてしまったので、運よく入れてよかった。

 

TOOBOE「交友録」(Guest:秋山黄色)

渋谷www x

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TOOBOE主催のイベントの第一回のゲストが秋山黄色というとんでもねぇライブが発表され、即チケットを取った。ど平日、金曜の渋谷というできれば行きたくないなかなかの場所で開催されるライブだったが、この2組のライブが見れるなら行くしかねぇだろと思った。
本当に北海道から行ってよかった‼︎ 夢のような2マンだった。
番号あんま早くなかったけどPA後ろの視界が開けた場所がとれたし、ステージも高くて見やすかった。

この時点ではまだワンマンに行けていなかったので、2マン故の長めのセットで見れたのもよかった。あまり他でやってなかった宮の橋アンダーセッションとかPAINKILLERとかセトリに入ってて「うおぉあぁぁああぁああぁぁ!」ってなった。
蛍はライブで聴く毎に力強い印象に変わっていって「あぁ、この曲はこんなに眩しい光を持つようになったんだな」としみじみ思った。
あとはギターを客席に放流したり本人がダイブしたりやりたい放題やっていて元気でよろしいなと思った。現在の借金の返済額についての言及があったが、その後別のライブのMCでの金額がこの日より減っていたので、着々と返済されてると思った。グッズを買うので返済の足しにしてくれ、、、

TOOBOEさんのライブは2回目。
前回北海道に来てくれたときは同期+VJという変則的なソロセトリだったが、今回はバンドセット。
めちゃめちゃ最高だった。札幌の時はそれはそれでめちゃめちゃよかったんだけど、この人本当にいいライブをするなと思った。華がある。当然ながら長尺のセットで見れたというのもあり、いろんな曲が聴けたのもよかった。
やさぐれカイドーのカバーやってくれたのもブチアガった。
直近でのリリースの天晴れ乾杯もライブ映えする曲だったし、浪漫の“打ち抜いて”のところで指バーンしててド正面にいて被弾した。命が危なかった。
この日ライブで大好きなivoryが初めて聴けたのもうれしかった。

TOOBOEさんは秋山黄色と面識があったわけではなくただただ好きだからという理由で今回初めて行う自主企画に呼んでくれたというのが本当にありがたい。
BIG LOVE、、、

ライブ後場内で千秋楽が流れていたのも余韻に浸れてよかった。

 

9/2 葛西臨海水族園

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ずっと行きたかったのだが、なかなかタイミングが合わず行けなかった葛西臨海水族園へ行った。
アクセスがいいうえに料金も安く、建築も美しい葛西臨海水族園は私の中での首都圏の水族館ランキング1位。
あと、展示水槽の豊富さが何よりも素晴らしい。
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特にロングケープの森の水槽と、東京湾近郊の海を再現した水槽がお気に入りだ。
あと、海鳥の展示があるところもいい。
北海道に住んでいるのに、エトピリカ葛西臨海水族園でしか見たことがない。
前回、マグロ水槽のマグロのほとんどが謎に死滅しているという状態だったが、今回は迫力のマグロ水槽を体感出来てよかった。
あんなに大量のマグロが泳ぎ回っているのは北海道では見ることができないからな。
葛西臨海水族園といえばマグロなので、マグロのグッズもたくさん買った。
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昼にマグロカツカレーも食べた。本当にここのマグロカツカレーは絶品だ。
葛西臨海水族園はこの世の天国です。

 

9/7[読了] 福沢徹三・糸柳寿昭「忌み地 屍」

怪談社の集めた実話怪談本第4弾。このルポ形式の文体が読みやすく、実話怪談本の中でも忌み地のシリーズは気に入っている。今回は樹海で始まり樹海で終わる。よかったのはおせんころがし周辺でのエピソード。なぜあの場所周辺で怪異が頻発するのかという不気味さとキョンの鳴き声にビビる上間さんがよかった。

 

9/10 「ミンナのウタ」

2023年・日本 監督:清水崇

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GENERATIONS全員が本人役で出演している異色ホラー。監督は俺たちの清水崇LDHの社訓であるLOVE & DREAM & HAPPINESSの逆説的解釈や歌をテーマにしているからなのか反復のホラー演出など(呪怨のセルフオマージュ)、清水崇のセンスが光る。こんプロでこいさんが突っ込んでいた業界ないないには笑わせてもらった。そして怪異たるさなちゃんの音楽性があまりにもハードコアすぎる。さな役の穂紫朋子さんは23歳で中学生役をやっており、すごいと思った。あと、劇場で隣に座っていたヤンキー集団3人の鑑賞態度がヤバすぎて実際そっちのほうが恐怖だった。

 

9/10 「スイート・マイホーム」

2023年・日本 監督:斎藤工

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普段俳優としての活動が知られている斎藤工の監督作品。私の大好きな女優さんである里々佳さんが出ているので見に行きたかった。ストーリーは結構ありがちな内容ではあったが、とにかく俳優陣の怪演っぷりがすごい。やべー女やらせたら間違いない蓮佛さんと奈緒さん、あとお兄さん役の窪塚洋介がよかった。画づくりのうまさや黒沢清オマージュ的な画面を覆う寒々しい空気感がとてもよかった。尾崎世界観提供のyamaさんのエンディング曲も作品に合っていてよかった。

9/15「パーフェクトブルー

1997年・日本 監督:今敏

私の大好きな映画トップ5に入るパーフェクトブルーのレストア版が映画館で上映されるということで初日に見てきた。でけぇ画面で大好きな映画が見れて最高だった。あの圧倒的な90年代の「街」の描き方、自己と他者との境界、理想を押し付けることの危険性と鏡の表現を活かしたテーマの描き方、何をとっても好きすぎる、、、serial experiments lainもだが、90年代特有のあのダウナーな感じがよすぎる。

 

9/16 須田景凪 TOUR 2023「Ghost Pops」

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本当であれば3年前に須田景凪のツアーに行くはずだったのだが、コロナの蔓延により公演自体が中止になってしまい、ようやく初めて札幌でライブが開催されることになった。
今回のアルバムがとても好きだったので、ライブでアルバムの曲を聴けることをとても楽しみにしていた。
というか、私は須田景凪名義になってから彼の曲を聴き始めて、ずっと音源でしか彼の曲を聴いていなかったわけだが、実際に繰り返し聴いていた曲がライブで聴けるというのはなかなかグッとくるものがあった。
花に風のセルフカバーのときに照明がネギ色だったのとかいいなと思った。
やはり印象的だったのは、前回ツアーが中止になってしまってようやく来れたというMCのあとで歌われたその中止になってしまったツアーのタイトルと同名の楽曲であるはるどなりだった。さすがに泣いた。

 

9/17 THE SPELLBOUND「BIG LOVE TOUR BOOM BOOM SATELLITES 25 the Anniversary Special」

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狂ったヲタクなので2日連続でcube gardenに行った。
行くのを正直迷っていたのだが、ライブハウスでBOOM BOOM SATELLITESの曲が演奏されるという機会、そして既に活動を終了してしまった大好きなバンドの25周年がお祝いできる機会なんてなかなかあるものではないので、チケットを取った。
この日はツアーの初日だった。
スペルバはBOOM BOOM SATELLITESの中野さんとTHE NOVEMBERSの小林祐介のバンドであるが、昔cube gardenでこの2組の対バンを見たことがある。
その後中野さんとこばうさがバンドを組むとは全くその時は思いもしなかったのだが。
スペルバの曲もまぁ聴いてはいるけど、やはり私の中でBOOM BOOM SATELLITSの唯一無二のヴォーカリストは川島さん以外には考えられないと思っていて、ライブを見るまでは少し複雑な思いだったりもして、それ故チケットを取るのもギリギリになってしまったというのもある。
しかしながら、音が鳴った瞬間にそんな杞憂は吹き飛んでしまった。「あの頃」の音が爆音で鳴っていたからだ。小林祐介のヴォーカルもBOOM BOOM SATELLITESへの、川島道行への愛とリスペクトに溢れていて、ツアータイトル通りBIG LOVEだった、、、
今、BOOM BOOM SATELLITESの楽曲を鳴らす意味というのはどういうことなのか、それはあの日ステージに立っていた中野さんやこばうさ、洋子さんはじめとするサポートメンバー、会場に集まったすべての人のBOOM BOOM SATELLITESというバンドに対する愛によって成り立っているのだということがあの日のライブには溢れていた。
あとはゴールデンカムイの舞台である北海道で「すべてがここにありますように」が演奏されたというのがぐっと来た。

 

9/19[読了]松澤くれは「暗転するから煌めいて 胡桃沢狐珀の浄演」

交友録のときに新千歳空港で購入。浄演シリーズ2作目。前作よりもストーリーもホラー度もぐっと深まっていてよかった。ページ数も増えていて買ったときに「部厚!」ってなった。眼鏡スーツの霊である御瓶マネージャーが今回は塩にやられがちだったのでもっと出てきてほしかった。好きなので。今後の出番に期待。新キャラもいろいろ出てきて今後どういうふうに話に絡んでくるのか楽しみ。刊行ペースどのくらいになるんだろう。

 

9/30「映画プリキュアオールスターズF」

2023年・日本 監督:田中裕太

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最初に見に行ったとき、映画館に爆破予告がされて上映中止になるというぶっちゃけありえなーいなことがあったので再度見に行った(さすがにムビチケ利用リセットしてもらえた)。プリキュア20周年記念の劇場版。プリキュアとは何なのかを問うてくる内容であると同時にプリキュアという作品の持っているメッセージやテーマ、大切にしてきた価値観を体現した作品となっている。マカロンがメインキャラの一人として抜擢されているため、久々に動くゆかりさんの姿が拝めて大変うれしかった。私が一番最初に好きになったプリキュアがキュアマカロンなので、、、協調性なさ過ぎてオヨルンと喧嘩していきなり単独行動とりだすゆかりさん、本当にゆかりさんすぎて大好き、、、ずっとあきらさんのことしか考えてないし。当然クライマックスシーンでは号泣した。泣きすぎてめだまもげるかとおもった。

10/6 GRAPEVINE TOUR 2023

ペニーレーン24

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なんかずいぶん久しぶりなような気もするのだが去年もツアーには普通に来ている。
アナスカの再現ツアーはいつものペニーレーンではなくてZeppだったからというのもあるし、まぁ、いろいろあったし、、、
今回のアルバムの曲は本当にライブ映えするなと思ったけどそもそもGRAPEVINEはライブバンドなのでそんなのは当たり前すぎるほど当たり前だ。
アルバムの中で今回ライブで聴いて一番圧巻だったのはアマテラス。あぁいう曲やってサマになるバンドってGRAPEVINEぐらいでしょ、、、
バインのライブに行くと、単にノリがいいとかいうのとは全然別の次元の「グルーヴ」としか言いようのないものがあって、それがGRAPEVINEGRAPEVINEたらしめているよなと思った。それにしてもバインのライブに来ると安心感がすごい。おそらく、高校生の頃から一番長きにわたりライブハウスに足を運んで見に行っているバンドがGRAPEVINEなので本当に実家すぎる。

 

10/8 Dios Tour 2023 &疾走 

ペニーレーン24

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またペニーレーン!!10月は異常な本数ライブに行っているのでライブについてたくさん書かなければならない。
なんとチケットの番号が17番というヤバい番号だった。
私は前回のツアーのとき父がコロナになり同居家族は外出してはいけないという意味わからんルールによりチケット整理番号3番を泣く泣くリセールに出しもう二度と父とは口をきかない!!とブチ切れて家に軟禁されていたわけだが、今回やっとDiosのワンマンに来ることができて本当にうれしかった。
最前いちかちゃん側にこれて、世界的ギタリストの激ヤバギタープレイを間近で思う存分拝むことができて眼福だった。いや、IMPACTでもRSRでも最前で散々拝んでいるのだが、ichika nitoのギタープレイはなんぼ見てもいいですからぁ!!!!
MCではササマリが楽屋ではバブ。頭よさそうに見えてポンコツという話で散々いじり倒されていたのがおもろかった。あんなにシュッとしてて鍵盤弾いててカッコいい楽曲バンバン生み出すササマリがもうバブにしか見えない。今回のアルバムのフィジカルな楽曲群はとてもライブ映えするし、今年いったイベントやフェスの尺ではやらなかった前回アルバムからの曲もたくさん聴けてうれしかった。
踊りすぎてネックレス切れた。

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10/9 秋山黄色「走光性の鳴り方TOUR」

ペニーレーン24

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異常な人間なので翌日もまたペニーレーンに行った。
まさかの整理番号2番。チケ運の神に愛されまくっている。チケ運にすべての運を吸い取られたヲタクなので。
今回は初めてひかりちゃん側で見た。当然のように最前である。
開演前すごい話しかけてくるおっさんがいてめちゃめちゃドン引きした。早くライブ始まってくれ、、、ってなった。正直あの時間がマジでキツかった。「なんで正面にしなかったの?」とか言われて「斜め45度が!!一番ステージに立つ人間が美しく見えてサポメン含めたステージ全体が見渡せるからです!!!」って答えてしまった。マジなんだったんやあのおっさん。おいしいジンギスカン屋なんて地元の人間は知らねぇよ。家で食うから。
うすうす勘付いていたのだが、やっぱり客席後方から登場する秋山黄色。ですよね。
もうなんか、近すぎて「DVDじゃん!!」ってなった(私はライブでステージがめちゃめちゃ近いとき、ライブ円盤に収められているカメラ画角とほぼ変わらないようなクリアな視界という意味で「DVDじゃん!!」という比喩をよく頭の中で使う)。
この日の服が全身白だったのでいつも以上に発光しているように見えた。眩しい。
走行性っていうかもう秋山黄色が『光』そのものすぎるんだよ私の中では、、、(キモヲタ発言)直視できない。
この日セトリにホットバニラ・ホットケーキが入っていて、私は初めて行った一鬼一遊Lv.3の初日、それこそこのペニーレーン24で聴いて以来この曲をライブで聴くことができたわけだが、本当にホトバニ好きすぎて、イントロ聴いた瞬間に膝から崩れ落ちそうになった。月と太陽だけもライブで初めて聴けて嬉しかったな。
今回アルバムツアーではなかったので(というか私が行った秋山黄色のライブでアルバムツアーだったのは一鬼一遊Lv.3だけである)、どういうセトリになるんだろうと思っていたが、新曲もありつつ、幅広い時期からの選曲だったなと思う。
ひかりちゃんの前だったのもあり、存分にベースプレイを拝むことができたのもありがたかった。アンコールのときだったかな、ぬいを持って現れたひかりちゃんとてもかわいかったですね、、、

今回のライブはちょっと感想を書くにはあまりにも気持ちが整理できなくなるというか、なんか色んな気持ちになってしまい、うまく書けない。

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10/11 スガシカオ「INNOCENT  TOUR」

Zepp Sapporo

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Zepp Sapporo全席指定で2列目というやはり信じられないようなチケ運を発揮してしまった。

DURANくんの目の前だったのでやはりギターをガン見していた。

1曲目から甘い果実で「うあぁああぁあぁあぁぁ!」ってなった。当然アルバムからの曲が1曲目だろうと思っていたので。

今回はアルバム曲に合わせての過去曲のセレクトが特に素晴らしく、私の一番好きな「SMILE」が本編ラストで演奏されたのがとにかく嬉しかった。アンコールではシカオちゃんアメリカのコストコで買ってきたドラゴンをステージ上に吊るしていてすごかった。バンドメンバー全員コスプレしてモンスターディスコやってたのはわろた。

いろんなライブ行くけど、ここまで濃厚なファンクを浴びるのってスガシカオのライブぐらいだなと思った。

去年はワンマン行けなかったから今年は行けてよかった

 

10/14 キタニタツヤ「UNFADED BLUE」       

ペニーレーン24

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キタニのワンマンは初。

番号は遅かったが、最後列で見たかったので、ちょうど見たい位置で見れた。

ソールドだったけど、後ろはスペースがあって見やすくてよかった。

ペニーレーンはステージが高いので。

RSRのときにも思ったが、やはりこの人のライブは夜に見た方がいいと思った。

これを書いている時点でツアーは振替公演がまだやっていないはずなので、セトリについては触れることができないのだが。

MCでアジカンの話をしていたのが印象的だった。

おそらく、もうこのキャパでキタニのライブを見ることはないんだろうなと思った。

今年の目まぐるしく状況が変わっていく渦中にある中、たくさん彼のライブを見る機会があったというのはよかった。

まさか去年末には今のような状況は全く想像できていなかったな、、、

 

10/14 CORNELIUS夢中夢 tour 2023」

 Zepp Sapporo

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コーネリアスのライブをZeppで見るのは初めて。

指定で椅子ありだったのだが、みんな着席で見ててマジかってなった。

ホールの時もそうだったかもしれない、、、

しかしあの天井の高いZeppの空間でのレーザー、映像演出がすごかった。あとスモーク焚きまくって消えたところ最高だった。

コーネリアスのライブを見たことはフェスやワンマン含め決して多い数ではないのだけれど(前回のツアーで会場違いで2回来てくれたが)、今回のライブが一番好きだったかもしれない。まぁGWに苦い思いをしたというのもあるが、、、

アートとしての音楽の形の日本最高峰じゃないですかねほんと。

最後のMCで小山田が喋っていたのも貴重だった。

 

10/21 「キリエのうた」

2023年・日本 監督:岩井俊二

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北斗くん出るしアイナちゃん出るし岩井俊二だし見たいと思っていた。

3時間ぐらいあった。悪くはなかったがつらくなる映画だった。

映像の美しさと描かれる現実の残酷さのコントラストは今までの岩井俊二の映画でも特徴的な部分ではあったが。

でも女の描き方っていうのがちょっと今の私が見ると「舐めすぎじゃないのか?」と思ってしまってあまりこの映画の誰にも感情移入できなかった。

いろんなミュージシャンがゲストで出ていたが、安藤裕子の役がかなり意外だった。

 

10/21 「大雪海のカイナ ほしのけんじゃ」

2023年・日本 監督:安藤裕章

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テレビシリーズの完結編となる劇場版。

東亜重工フォントが飛び交い、アメロテ様が強くてカッコよく、悪の花江夏樹が出てくる最高の映画だった。

アメロテ様大好きなんだけど、今回の映画はリリハ王女も自分の意思で未来を切り開いていく強いヒロインである部分がたくさん描かれていてとてもよかった。ヤオナもかわいい。

カイナは主人公だし主人公らしいところもたくさんあったのだが、女が強い映画のぶん、やさしい部分が活きる描かれ方ではあったし、このパワーバランスが大雪海のカイナという映画の味わいみたいなところはある。

雪海馬は本当にかわいいのだが、劇場版ではなかなかひどい目に遭うのでかわいそう、、、

ファンタジーっぽい世界観ではあるが、後半に行くにつれてSF色が強くなっていく。

しかしあくまで描かれていくのは人なので、人間讃歌としてのあの美しい終わり方は見終わった後の満足度が高い。

10/22  ReguRegu「アナタニサマのいる街」

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小樽市内複数箇所で行われている人形作家ReguReguの展示。

アナタニサマとは真冬の道で本を「あなたに」と言って手渡してくる怪異であり、その本を受け取ってしまうと面白すぎて読み耽ってしまい凍死してしまうという。

最初は会場の一つである裏小樽モンパルナスへ。

以前札幌で行われていた展示にもいたベレー帽のアナタニサマがとても好きだったので今回もいて嬉しい。

かわいすぎる、、、この子からなら本受け取ってしまう、、、

手宮線の跡を通って小樽文学館へ。

ここでも展示が行われている。

コーヒーが飲めるコーナーがあるので休憩しながら、置いてあった山田航の短歌の本を読んだ。

途中で雨がたくさん降ってきて大変だった。

 

10/23 [読了]堀本裕樹「才人と俳人

タイプライターズのゲストでも出演していた堀本さんが各界の人々と俳句とエッセイを交換しあう連載をまとめたもの。

シゲアキが載っているので読んでみたくて買った。

普段短歌をやっているのでさらに短い俳句で何かを表現するのはすごいと思う。

町田康の“夏より秋の方が狂っている“というのめちゃめちゃわかりみが深かった。

 

10/24[読了]岡野大嗣「うれしい近況」

NHK短歌尾崎世界観の回に出ている岡野大嗣さんの最新歌集。

番組で紹介されている岡野さんの作品がとてもよかったので。

あまり私は人の短歌を熱心に読まないのだが、やわらかくてやさしくてユーモアのある短歌はいいなと思う。

音楽の短歌も多い。

“裾がいい服を着ていく今日たぶん俯きがちなわたしのために“

という歌が特によかった。

他の作品集も機会があったら読んでみたい。

 

11/23 電気グルーヴ TOUR 2023「アンと匂いの樹」

Zepp Sapporo

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こちらも久しぶりに電気グルーヴのワンマン。

RSRでは見ていたが。

ワンマンは当然ながら曲が多い。それはそう。

今回アルバムツアーではないのでセトリの予想がつかなかったが、かなりよかった。

今回牛尾憲輔サポート20周年ということもあり、牛尾がめちゃめちゃはしゃいでいてかわいかった。

特にモノノケダンスとFlashback Discoのときが、、、

瀧が中華鍋をふるって炒飯を客席に振る舞うくだりがよかった。

あとやっぱり和田さんの映像が今回も凝っていてめちゃめちゃよかった。

 

11/24 「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」

2023年・日本 監督:古賀豪

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最高すぎた、、、特典も物販も枯れてたけど。

水木とゲゲ郎のバディ、あんなの嫌いなヲタクおらんやろ。

因習村、ヤバ一族、墓場での怪奇酒、パジャ麻呂、糸目の石田彰、、、

ヲタクの好きなものが全て詰まったバラエティパックみたいな映画だ、、、

ゲゲ郎が温泉行くのってやっぱり目玉のおやじがお風呂好きなところからきてるんだろうか。

他にも今までの作品のオマージュが入っていたり、水木しげるの作品のテーマ性を拾い上げる作品になっていたと思う。

アクションシーンも見応えがあってよかった。

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興奮のあまり描いたゲゲ郎と水木。

 

12/3 「怪物の木こり」

2023年・日本 監督:三池崇史

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亀梨和也さんがサイコパス弁護士をやる映画なので見に行った。

無能な警察!解釈違いサイコパス!というのはまぁ、想定内だったがとにかく『俺たちの見たい亀梨和也』が見れるという一点のみでそんな些細なことはどうでも良くなる。亀梨和也の存在感で全てが成り立っている。

三池監督なのでバイオレンス描写はまぁまぁ容赦なくてよかった。

とはいえ血の出方豪快すぎてワロタ。噴水かよ。

最後のオチはちょっとイマイチだった。

あと、亀梨和也さん演じる弁護士の海のそばにある別荘が良すぎて、別荘のイデアすぎるってなった。

 

12/13[読了]中村文則「自由対談」

ボリュームがかなりあるうえ重いので持ち歩くのが大変だった。

雑誌やネットなどで行われた対談をまとめたものである。

綾野剛との対談のサンマのサディスティックな食べ方のくだりは何回読んでも笑ってしまう。

後半のドストエフスキー関連の対談を読むと、ドストエフスキーに手を出した方がいいのかと思わされるのだが、なかなか勇気が出ない。

何せあの分量、そして海外文学の翻訳グルーヴに慣れるまで、、、

時系列的に当然本書には収録されていないが直近で公開されたシゲアキとの対談も良かった。

 

12/15[読了]倉阪鬼一郎「怖い短歌」

買ってから読み終わるのに随分時間がかかってしまった。

しかし最初に手に取ったアンソロジーがこれで良かったと本当に思う。

詠みたい短歌の方向性はこうしたトーンのものなので。

様々な切り口で人間の心の不安さ、不穏さが表現された怖い短歌はぴったりだ。

中澤系の短歌に出会えたのは特に大きな収穫だった。

 

12/21 NEWS 20th ANNIVERSARY LIVE 2023 BEST HIT PARADE ~シングル全部やっちゃいます~

東京ドーム

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アリーナ9列目というアホみたいな席運の良さを発揮してしまいワロタ。
豆大福を食い長丁場のライブに備えた。

今回シングル全曲やるというとんでもねぇライブだったんだが、NEWSの20年の歴史の中で半分しか追えていない私でも、リアルタイムでリリース当時聴いていなくてもライブの中で思い出が育っていった楽曲や、勿論リアルタイムで追うようになってからの曲も、一曲一曲歌われる度にその当時のことが蘇ってきた。

EXPOの時ほどではなかったが、エンドレスサマー、ヒカリノシズク、そして最後の劇伴では号泣してしまった。
あまり泣かなかったのは、ライブがとにかく楽しかったというのがあり、感傷的になるよりも爆音で最高の曲があのデカい東京ドームで歌われているというあの空間が楽しすぎた。

15周年のときは、小山さんの復帰ライブという意味合いもあり、激重感情でライブを見てダバダバ泣いていたわけだが、当時の切実で必死に歌うライブ映像と今とても幸せそうに歌っている小山さんの姿がスクリーンに並んだとき、本当にこの人がNEWSでいることを選んでくれてよかったと心から思った。

このステージに立っている3人はずっとNEWSという場を諦めず、NEWSであることに誇りを持って20年間ずっと人生を賭して作り上げ、守り続けてきたのだという矜持と気高さ、人としての有り様の美しさに溢れていて、私はこの人たちのファンで本当に幸せだと思った。

私はNEWSのことを表現と現実の境目が曖昧なぐらい物語の業を背負ってしまったグループだと常々言ってはいるが、20周年ライブの最後に歌われた劇伴は彼ら自身のことでもありながら、これを聴いている一人一人の背負った物語の中でNEWSの楽曲が鳴ってきたことそのものを提示するという構成に目玉落ちるかと思うぐらい涙が止まらなくなった。

NEWSの20年というのは、決して華やかなばかりではない苦難の道のりであったわけだが、絶望や挫折を味わったものにしか歌えない歌というものは確かにあり、それが彼らの歌やパフォーマンスに凄みを与えている。

本来であれば、アイドルはそうした苦労の部分は見せずにある種の虚構であり偶像であるべきなのかもしれないが、生々しく悩み苦しみながらも自分たちの誇りを手放さず、居場所を作り上げ、その人生を賭して守り続けた彼らが約束の場所である東京ドームのステージに立つ姿は、決して見た目だけではない、人間の在るべき姿としての美しさに溢れていた。
勿論、その物語性に頼りきらないだけのパフォーマンスやライブ構成、演出の素晴らしさは言うまでもない。何故って彼らはこれを20年ひたすら作り上げ磨き上げ続けてきたのだから。

私はそういう彼らのどうしようも無く人間くさくて泥臭い部分がとても好きだ。

 

 

他にも釣りに行ったりダムに行ったり海に行ったりだいぶ端折っている。

気が向いたら追記する(多分しない)

 

こうして見ると、下半期は舞台に行っていないのは結構自分でも意外。

前半はルーザーヴィル、漫才ギャングエドモンと3本行ってはいるが。

そんな感じで色々見たり聞いたりした。