自担が増えた話

最近またファンクラブに入った。

ジャニーズだけで3グループの掛け持ちになってしまった。

この他にポルノグラフィティのファンクラブに入っているが。

 

担当という概念がある。

グループの中で特に誰が好きで応援しているのか。


ファンと担当の何が違うのか私には明確に言い表すことは出来ないが、一応自分の中で「この人のためなら年会費出せるし会いたいからファンクラブ入る」ぐらいの情熱で愛を注げる対象という基準で「ファンクラブ入会の際、好きなアーティスト欄に名前を書いたら担当」ということにしている。


応援することにある程度のプライオリティを置くという部分でのファンクラブ。

私はこの人のファンとしてやっていくという腹を括るためのファンクラブ。


ご存知、私は8年ほど小山慶一郎の担当をやっているわけだが、昨年SixTONESのファンクラブに入り、好きなアーティスト欄を田中樹にした。


今回、ジャニーズJr.のファンクラブである情報局に入ったわけだが、好きなアーティスト欄は本髙克樹にした。嶺亜さんじゃねぇのかよ。

やっぱり個人的には去年舞台に行ったことが大きかった。

嶺亜さんも勿論大好きなんだけどさ!!


デビュー組と違い地方公演も無く、Jr.という存在自体が不安定であり、あまりJr.を応援するうま味は地方在住の私にはない気もするしファンの年齢層も全然違うので情報局に入り渋っていたが、去年のサマパラ配信を見てどうしても7 MEN 侍のライブに行ってみたかった。


今まで少クラ以外でパフォーマンスを見ることは出来なかったし、雑誌のレポを読んだってたかが知れている。

あんな長尺でひとつのグループのパフォーマンスを見れたことがなかったし、そのときのライブは今でも思い出すほど衝動と情熱に溢れ鬼気迫るほどの迫力に満ちていた(思い出補正かもしれないが)


7 MEN 侍は数多いるJr.のグループのなかで明らかに異質で異端のヤバいグループだ。

そしてこれから天下を取るグループだ。

私はあのライブを見て確信した。


そんなわけで3つ掛け持ちになった。

担当が3人になるとは思わなかった。


さて、小山さん、じゅりちゃん、ぽんさん、それぞれ全く接点のなさそうな3人の担当になってしまったわけだが、マジでなんでこの3人なのか意味がわからない。


NEWSとSixTONESと7 MEN 侍の掛け持ちヲタクは他にもいるはずだが、この組み合わせで担当掛け持ちしてる奴は皆無だと思う。


小山さんとじゅりちゃんにはそれぞれグループのトーク回し担当という共通点がある。

それぞれMC担当になるに至った経緯が自分の居場所を得るため自らそのポジションを選んだというのも「あぁ~」となるのだが。


一方でぽんさんはグループ内ではMCポジションではない。

食いしん坊いじられキャラみたいな扱いだが、この人はグループ全体を俯瞰して見ることができ、尚且つバランスをとることができる人なのではないかと思う。具体的なエピソードは何も知らないし表に出てすら来ていないのだが、以前ドル誌のインタビューで嶺亜さんがぽんさんのグループ内でのポジションを「司令塔」と評していたのが印象的だったのと、他のインタビューなどでもメンバーの相談乗ってあげたりとかアドバイスしてあげたりとかしてるのかなと思われる発言がちらほら見受けられるので、なんかそういう人なのかなと思う。


そう考えると、意外とこの3人は「グループを俯瞰して見れるバランサーポジション」という点が共通しているのかもしれない。


NEWSもSixTONESも7 MEN 侍も個性が渋滞しまくりのクセ強メンバーで構成されているという共通点があるが(このあたりは全く冷静に判断できている自信が無い。何故なら興味がある対象に対して深堀りした結果として各々のメンバーの個性に気付いたのであればそんなのはどこのグループにだって言えるからだ)、そのなかで引くところで引けて全体を見てメンバーの良さを引き出せてグループの方向性をある程度「こっちの方なんじゃないか」と判断できる冷静さがあるんじゃないかこの3人には。と、私は思うんだけどどうなんでしょうか(訊くなよ)


好きなアイドルについて、何を知っているのかというのが何も知るわけがないというのが本当で、私にはステージに立ってパフォーマンスしている姿と雑誌などのインタビューとYoutubeとかTVとか出ている姿しかわからないわけですよ。


7年好きで応援している小山さんのことすら未だに「なんなんだこの人」と思ってますし、基本的にアイドルだろうが身近な友人だろうが同僚だろうが他者のことがよく分からない人間なので、おそらく好きなアイドルに対してもずっと「なんなんだこの人」と思い続けるんだろう。


わかった気になるのが一番ダメだと思うので。


とはいえ、私の人生に彼らがいることが楽しくて仕方がない。

私が決して体験できない人生を彼らは生きている。

なんかそういう存在がこの世にいるということ自体が夢があるというか。


眠くて出勤するのが嫌な朝にイヤホンから曲が流れてくることや、昼休みに雑誌のインタビューを読むことや、疲れて帰ってきて寝る前にラジオを聴いたりYoutubeを見たりするそういうことに幸せを感じる。

「あー今日もがんばろ」とか「今日は一日がんばったなー」とか思う。


世の中はクソで私の人生はつまらないが、なにかに夢中になって心が動く瞬間があることで世界が輝いて見える。


私の孤独で空虚な心はエンターテイメントでしか埋まらない。