-
Winkの話
昨日衝動的にWinkのアルバムを買った。
私はことあるごとにWinkが好きだ好きだと言いながら30年間ベストアルバムしか聴いたことがないクソ野郎だったからだ。
インターネットを徘徊していて個人がやってるレビューサイトにWinkのアルバムレビューがあったので読んでみたらオリジナルアルバムを聴いてみたくなった。
私がおそらく一番初めに好きなアーティストとして認識したのはWinkだった。
Winkの魅力というのは華やかな衣装を纏って無機質に歌い踊るという異質さ。
幼稚園だか保育園だかの頃の私はおそらくそれを異質とすら思っていなかった。
なぜなら比較対象がないからだ。
その唯一無二のスタイルに気付くのはもっともっと後になってからだ。
初期のPerfumeの感じとかは割と近いものがある。
ただ、当時からこの全く媚びず感情の読めないスタイルはとにかくクールでカッコいいと思っていた。
あと2人組というのがよかった。グループとしての最小編成。
2人組だからこそのこの「閉じた様式美」とでもいうのだろうか。
そういう部分で言うとKinKiとかはそういう感じがあるよな。
あとは単純に楽曲がとにかくよかった。
今聴いてもカッコいい。
夜にはぐれて ~Where Were You Last Night~ / Wink【Official Music Video】
黎明期のCGバキバキのクロマキーMV!!!大好き!!!
初期はポップでかわいらしい曲もあるにせよ、中期は不倫や情事を歌った大人っぽいセクシーな楽曲が多い。
すごい。これを幼稚園児が聴いてていいのか。
なんなら歌うために親にひらがなで歌詞を書き起こしてもらっていた。いいのかよ。
とにかくキラキラしていてかわいらしい如何にもアイドルらしい楽曲というよりも、憂いを纏った夜を歌っている印象が強い。
しかしそれが下品にならないのはあの二人のクールでエレガントな佇まいがあってこそだろう。
Wink聴いてたのは完全に後の私の嗜好形成に影響を与えている。
ギリギリリアルタイムだったとはいえ(やまだかつてないテレビを見ていた記憶がある)どういう戦略で売り出されていたのかとかどういうコンセプトだったのかとか、当時そういうことは全然わからなかったし後から調べて知ることが多いが、Winkの初期の曲は洋楽のカヴァーが大幅に占めている。
そう考えるとちょっとアイドルネッサンスっぽくないか? ないな!
何故洋楽のカヴァーが中心だったのかはよくわからないが(ふりむかないでなどは邦楽カヴァーだが)
愛が止まらない ~Turn it Into Love~ / Wink【Official Music Video】
このショーウィンドウで歌うっていうMVほんと最高だなと思う。
嵐 - Love so sweet [Official Music Video]
後のLove so sweetである(違う)
ふりむかないで / Wink【Official Music Video】
バッキバキなエレクトロアレンジが秀逸。
ちなみに、原曲を歌うザ・ピーナッツも初期は洋楽カヴァーが中心だった。
ニュー・ムーンに逢いましょう / Wink【Official Music Video】
Winkの曲で私が一番好きなのは「ニュームーンに逢いましょう」です。
オリエンタルなアレンジと二人のハーモニーがめちゃめちゃによい。
サビで何の違和感もなく転調するところすげぇ好き。
衣装もめっちゃかわいい。
-
目に映るものについての話
通勤のとき大通公園を歩くのだが、毎朝のように通っていても全く飽きない。
毎日同じ景色はないはずなのだけれど、それは意識しないとおそらく毎日同じ風景に見えるのだろうと思う。
空の色や光の角度、晴れているのか雨なのか雪なのか。
風に舞い上がる木の葉、水たまり、木の枝の揺れ方。何一つ同じものがない。
私は知らない土地や初めての場所に行くとき、当然目に映る何もかもが新鮮なのだが、一方でその土地に住んでいる人にとってはそれらがありふれた見慣れた風景なのだろうということも思う。
例えば、庭先にみかんがなっている光景や竹林は北海道では見ることができない光景だというようなことなのだが。
その感覚を何度も何度も歩いた道に適用すると、見慣れたはずの風景が全然違ったものに見える。
真っ白な雪景色も桜とチューリップが一緒に咲く光景も庭先のライラックも当たり前の光景ではないのだと。
さすがに自分の部屋までは毎度新鮮に見たりはできないのだけれど。
何を見るにも初めてのような気持ちでいられたら毎日が少しは楽しくなるんじゃないだろうか。
-
AM5:30
最近平日は朝の5時半に目覚ましをセットしている。
ベッドから出られないからだ。
30分ベッドでiPhoneをいじり、TwitterのTLを遡ったりしている。
ぼんやりとしたスマホのあかりと文字列を目で追うことでしだいにに意識がはっきりしてくるだろうと思うのだが眠い。とても眠い。
眠さにロジックは通用しない。
6時前後にようやく起き上がり、布団を畳む。
身体を動かすと起きられる。
なんてこともなく「眠いぃ。」とか「うぅ。」だとか「あぁ。」だとか「にゃーん。」だとかぶつぶつ言いながら掛布団を畳んでベッドの足元に寄せておく。
歯磨きをし顔を洗いメイクをするのだが、メイクがとても遅い。
別に凝ったメイクなど何もしていないにもかかわらずめちゃくちゃに遅い。
メイクをしながらTVerでドラマを消化したりする。
時間は有効に使いたい。でも『ながら』でやってるから時間がかかっているという可能性もある。
7時ちょっと過ぎまでにメイクと着替えが終われば朝食を食べてからちょっとだけ時間ができる。
忘れ物がないかとか今日のアウターは何を着ていこうだとか家を出る前にトイレにいこうかしらだとかそういうことを考える時間ができる。
でも外が暗いうちに起きるのはとてもしんどい。
枕元に月のライトを置いているのだが、あれは調光ができるので寝起きには明るすぎなくていい。
いきなり朝に蛍光灯のあかりを浴びるとすべてのやる気が削がれてしまう。
好きな時に起きて好きな時に寝れるようになりたいなと思う。
寝るだけじゃなくて、いつでもなんでも自分のやりたいときにやりたいことができたらいいのになぁ。