191022

ブログのタイトルについて

適当に考えたPERFECT BLUE SCREENというブログタイトルが気に入っている。

PERFECT BLUEは私が大好きなBase Ball Bearの楽曲タイトル及び今敏監督の映画のタイトルから取っている。

BLUE SCREENはご存知パソコンがぶっ壊れたときに出てくるあの忌々しい画面だ。

あれが出ると絶望的な気分になるのでなるべくお目にかかりたくないのだが。

それを一旦横に置いておいて、「青い画面」というのはなんとなく詩的な感じがある。

 

青色の話

「青」という色から連想されるのはまだ若い不完全さを伴ったもの、「青ざめる」のように血の気が引くようなもの、憂鬱、「青信号」のような安全を表すもの、或いは爽やかな何かそういうものだろうか。

 

何度かこの話はしているが、青空が怖かったことがある。

ひどい職場にいた頃、地下鉄の出口から職場のある古い集合住宅の一室に向かうとき、パーキングを挟んだ住宅街のトタン屋根越しに見えた、ペンキで塗ったように嘘くさい青空を見たときにとてもゾッとした。

青空は普通なら爽やかで気持ちのいいものとして受け止められる対象のはずなのに、そのとき見たそれは終わりも見えず何度も何度も繰り返される絶望的な一日の始まりの色そのものだった。

そういう印象からなのか私は嘘くさい貼り付けたみたいな青空が苦手で、気分がいいときであれば別に構わないのだが、一方こちらがどんなに絶望的な状況や心理状態であろうと「正しさ」「健全さ」を問答無用で押し付けられているようなそういう気分になってしまう。

 

逆に、美しい忘れられない空の色がある。

上記とはまた別のひどい職場の契約終了日、退勤後そのままNEWSのライブのプレ販に行ったときにバスの窓から見えた空の色だ。

山の稜線にまだ淡いオレンジが残るグラデーションから続く群青色の空とそこに光る金星。

EPCOTIAのツアーだったので、宇宙につながるようなどこまでも澄んだその青色にこれから行くライブに思いを馳せていたのもあるし、つらかった仕事からようやく解放されたからというのもあるだろう。

 

私は夜の始まりの群青色や藍色が好きだ。

夜は私に何も押し付けてこないから。

万年筆のインクもブルーブラックにしている。

 

 

好きな青色の感じがする音楽は何かとぱっと浮かぶのはインディゴ地平線なんだよなぁ。