旅行の話①
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空港連絡バス
国道のバス停から空港連絡バスに乗る頃、雨が降っていた。
車窓を流れていく風景を眺めながらNEWSの曲を聴いていた。
エンドレスサマー、秋の空、Distance、永遠、恋を知らない君へ、、、
これから増田さんの舞台を見に行くというのに「今年、私は小山さんに一度も会えないんだな」と、なんとなくセンチメンタルな気分になっていた。
私はいつも別に小山さんにファンサをもらったことがあるわけでもないし、ただただライブに行ってステージに立つ姿を見ているだけなのだけれど、それでも毎年1度だけでもそこに存在している小山さんの姿をこの目に映すということの意味について考えていた。
毎週ラジオを聴いていても、生放送の番組を見ていても、同じ空間を共有しているあのたった2時間半程度の時間は私にとって特別なものだった。
なんで大好きな人に会えない世界になってしまったんだろうか。
増田さんの舞台が見れることはもちろんうれしい。
彼がずっとやりたかったという海外ミュージカルのステージに立つ増田さんを見ることができるのだから。
それはそれ。これはこれ。
高速の出口を抜けるころには雲間から光が差し雨は止んでいた。
イヤホンから流れる曲は「クローバー」。
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新千歳✈︎羽田
久しぶりに来た空港はこのご時世かつ平日朝早いということもあるからか人はあまりいなかった。
いつも写真を撮っていたロイズの巨大な生チョコオブジェはなくなっていた。
仕方ないのでサッポロクラシックと写真を撮る。
旅のお供にクラフトホリックの北海道限定メロン柄のラブちゃんを購入。
前回はラベンダーを買ったけれど、メロンは持っていなかったので。
手荷物検査のところでは検温があり、検査の時にもらう紙も自分で取るという形式に変わっていた。
飛行機から眺めた雲は今まで見たことがないほどもくもくしていて、目線と同じ高さにあって不思議な感じだった。
秋の空は様々な種類の雲がいろいろな高度にあり、眺めているのが楽しかった。
去年の12月以来に降り立った羽田空港第2ターミナルに安心感を覚えた。
いつもの築地のホテルに荷物を預け、東京都現代美術館に向かう。
現代美術館に向かう資料館通りはかかしコンテストが行われていて、様々な創作かかしが立ち並んでいて異様な雰囲気を醸し出していた。
写真に収めてこればよかった。
現代美術館はもう何度も足を運んでいるけれど、去年ダムタイプを見に行ったときはあまりリニューアル後の館内をチェックしてこなかった。
今回は昼ご飯を美術館2階に新しくできた「二階のサンドイッチ」というお店で食べることにした。
平日昼間だったが結構賑わっていたのが意外だった。
どれもおいしそうで迷ってしまった。
今回はオラファー・エリアソン展と企画展の「おさなごころを、きみに」を見た。
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オラファー・エリアソン ときに川は橋となる
オラファー・エリアソン展は本当は6月ぐらいに行こうと思っていたが、全然旅行なんて行ける雰囲気ではなかったし現代美術館自体も休業していたので今回会期が延びて丁度行けるタイミングになった。
オラファー・エリアソンの作品は昔、森美術館で見てとても印象に残っていた。
今回の展示は彼の作品がまとまって見られる機会なので楽しみにしていた。
展示室はサンドイッチ屋同様、そこそこ賑わっていて、あんまりじっくり作品が見れるという感じではなかった。
もう少し早い時間だったら違っていたかもしれない。
それでも、光の屈折や陰を効果的に用い、自然と人間との関係をテーマとした作品はどれも興味深く、来てよかったなぁと思った。
特に、展示室中央に置かれた水盆にLEDの光を当て、反射した波紋を投影する作品がよかった。
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おさなごころを、きみに
もう一つの「おさなごころを、きみに」は子供と一緒に見られるアート展、というようなテーマで様々な作家の作品が展示されている。
実際に手に取って体験できるようなものも多く、そうした展示のところにはアルコールの消毒液もちゃんと準備されていた。
体験型の展示ではなかったが私の好きな吉岡徳仁の作品もありうれしかった。
展覧会を見たのは2013年だからもう7年も前になるんだな。
8Kの高精細なVR映像が流れているところでサカナクションのAoiのMV(8K用に作ったやつ)が流れて突然のサカナクションにテンションがアガった。
他にhitaruでやっていたイレブンプレイのステージの模様だったり、AR三兄弟の映像だったりも見れて楽しかった。
個人的に森山未來と大阪大学のアンドロイドオルタがコミュニケーションを取るビデオインスタレーションが印象的だった。
技術を用いた様々な表現という点では全体的にオペラシティのICCにある展示に近いものを感じる雰囲気の企画展だった。
ミュージアムショップでオラファー・エリアソン展の大判ポストカードとのらもじ缶バッジとロゴキーホルダーを買った。
キーホルダーの色味とラメがキラキラしているところがとても気に入っている。
帰りに資料館通りで見たネコちゃん。
東銀座らへんにあったカッコいい建物。
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銀座→東銀座/ホテル
帰りに銀座の三越地下でお惣菜とお弁当を買った。
田舎のヤンキーみたいな恰好で都会のハイソな街のデパ地下に行ってしまってちょっとドキドキした。
お釣りの小銭をばらまかし、10円を什器の下に落としてしまったが、近くにいたお客さんがやさしく、ちゃんと店員さんに拾ってもらったのでハイソな街にいる人は精神面もハイソサエティなのだと思った。
ホテルに戻って食べたお弁当もお惣菜もおいしかった。
気温も高く重い荷物を持って歩いたりしていたので汗をめちゃくちゃかいてしまったのだが、お店やギャラリーに入るときの検温で引っかかることはなかった。
体温調整ができていたということなのかもしれないが、シャツの脇がべっちょべちょになったので最悪だった。ホテルでシャツは洗った。
ホテルの部屋のテレビでばらいろダンディを見た。
TOKYO MXが映るのでうれしい。
続く