弘前れんが倉庫美術館で開催されている池田亮司展を見に行くためにゴールデンウィークを利用して旅行計画を立てた。愚兄が帰省してくるので家に居たくないというのもあったが。
池田亮司展を見に行く以外の予定が全くなく、普段利用しないJRでの移動というなかなか普段とは勝手が違う旅行になった。
Day1 20220503
一日目は新函館北斗への移動。
弘前に泊まることも考えたのだがハイシーズンの宿はめちゃめちゃ高く、泊まりたかった宿もいっぱいになっていた。
しかし新函館北斗のホテルはその半額程度の額で泊まれた。
行きは海が見えて最高だった。
たくさんのカラフルなプラスチックの浮き球が散らかっていて出しっぱなしのおもちゃのようだった。日本じゃないみたいだった。
新函館北斗は新幹線のために作られた新駅で、新幹線への乗り換え以外の機能がほぼ無く、駅周りもとても閑散としていて観光すべきところがない。
しかし新しい駅なので周りの施設もきれいだ。もちろんホテルも。
ただ泊まるだけなら十分すぎる。
私は北斗の拳のコラボグッズ、特に推しである聖帝サウザーのいちごまんじゅうを買うのを楽しみにしていたのだが、在庫がなく買えなかったことが悔やまれる。
酒のコラボ商品はあったが、私は生憎酒が飲めないのだった。
嶺亜さんもサウザーが好きなのめちゃめちゃわかりみが深い。実質嶺亜さんが聖帝みたいなもんだし。
Day2 20220504
この日青森には暴風警報が発令されており、新青森からの移動は30分ほど遅延した。
しかし余裕を持って予定を設定していたため特に問題はなかった。
弘前に来るのは2014年位ぶりだった。
親とまだその頃あった夜行列車で弘前の桜まつりに行ったのだ。
NEWSのヲタクになりたてだったので駅でレタスクラブを買ったことを覚えている。
池田亮司の展示を初めて見たのは2013年の東京都現代美術館で行われていた、坂本龍一が企画した「アートと音楽」だったと思う。
大量のデータを可視化し映像と音で表現する池田亮司の作品はとてもクールでカッコよく、見ていてゾクゾクすると同時になぜか落ち着く。
データというのはこの世に存在している事象そのもので、究極に純度の高い無機質さがそこにある。
池田亮司の作品はそれらに対するアプローチの仕方、切り取り方、出力の仕方の尖り方が尋常じゃないのだ。
本当に時間と金をかけて弘前まで来てよかったと思える規模の展示内容だった。
弘前に来たらちゃんと見ておきたかった毛綱毅曠の設計の中三(なかさん)弘前店。
毛綱毅曠は北海道釧路市出身の建築家。
非常に前衛的なデザインの建築が多い。
吹き抜けと外観はかなり独特だが、売り場部分は普通。
めちゃめちゃカッコいい。じっくり見れて満足。
中三で食べたオムライスとテナントのジュンク堂で買った瀬文麗歩のイイ奇聞1巻とCHEER。
瀬文麗歩のイイ奇聞、めちゃめちゃおもしろかった。
遂に怪談師が主人公の漫画が、、、
脱サラして怪談師になった主人公が他人と感性が大きく逸脱しているため怪談師としてはイマイチウケが悪い。怪談師の師匠からアドバイスを貰うなどして怪談の収集に勤しむなかで巻き起こる騒動を描くギャグ漫画なのだが、怖いところはしっかり怖いバランス感覚が絶妙。
なんせ主人公の瀬文の顔がいい。顔がいいのに様子がおかしい。最高。今後も気になる。
[第1話]瀬文麗歩のイイ奇聞 - 朱村咲 | 少年ジャンプ+
その後アップルパイを求めて街を徘徊。
観光シーズンなので人気店は入れなさそうだし土地勘もないため途方に暮れていた。
適当に歩いていたら路地裏で見つけた名曲喫茶ひまわり。
激シブな内装にビビりつつ入ったが、ザラメがかかったたわら型のアップルパイを出す店だった。
温めて提供してくれたのでとてもおいしかった。当たりの店だ、、、
あたりまえだけど店員さんがみんな王林ちゃんみたいなしゃべり方だったので「あぁ、ここは青森なのだな。」と思った。
その後新青森に移動。
新幹線内でさば寿司を食べ新函館北斗へ戻った。
函館観光編は後日。