200118

時は令和2年。

ヲタクはBlogの更新をすっかり忘れていた。

 

 

  • 2019年年間ベストの話

 

 

 

 2020年も明けて半月が過ぎた。
昨年の年間ベストの記事を書こうと思っていたのだがズルズル書けずに今に至る。
Twitterで作品名だけピックアップしたが。

  • アルバム

本当はもっといろいろあるはずだが書くのに体力を使うのでピックアップの2枚のみ。

GRAPEVINEとかOGRE YOU ASSHOLEとか堂島孝平とか君島大空とか長谷川白紙とかスガシカオとかなんかいろいろあるけども。

ポラリス

ポラリス

 

3人体制になってから2枚目の作品。

「光源」に比べるとぐっとスリーピースバンドとしての深みを増したバンドアンサンブルを聴くことが出来る。

メジャーデビューの頃から彼らの音楽を聴いてきて(ラブポ期は若干離れていたが、、、) 作品をリリースする度に着実に進化しているのがわかる。

バンドとともに歳を重ねることの意味を彼らの音楽を聴く度に思う。

ポラリス収録の「Flame」は、昨年リリースされた楽曲のなかでは多分一番好きで聴いていた印象がある。

この曲で歌われているものがまさに歳を重ねるごとに消えていく情熱や背負ってしまった悲しみ、それでもまだ燃え残るものだったりするので昨年の自分にはかなり刺さった。

野音でひんやりとした秋の夜風の中でこの曲を聴いたときの感覚がずっと残っている。

 

【Amazon.co.jp限定】PASSION BLUE(CD+Blu-ray Disc)(デカジャケ付)

【Amazon.co.jp限定】PASSION BLUE(CD+Blu-ray Disc)(デカジャケ付)

  • アーティスト:土岐麻子
  • 出版社/メーカー: A.S.A.B
  • 発売日: 2019/10/02
  • メディア: CD
 

 『今』の私に刺さる作品といえば、土岐麻子のPASSION BLUEもである。

生きていく中で人は様々なものに縛られる。

他者の無遠慮な言葉は呪いのように私たちの可能性を奪っていく。

そんな呪いを軽やかに解いてくれる魔法がこの作品にはある。

人間が生きていくことの美しさと肯定。

『生きづらさ』に寄り添ってくれる音楽。

 

  • LIVE

  •  NEWS DOME TOUR 2018-2019 EPCOTIA ENCORE

2019/1/6 東京ドーム

初めて東京ドームに行った。

NEWSのファンになったとき、いつか私も東京ドームに行くことがあるのだろうかと思っていた。

15周年が終わり、私は彼らのファンになって5年が経っていた。

彼らのファンになって様々な景色を見てきた。

初めて行ったライブで見た会場中を包み込むペンライトの光、数々のコンセプトに基づき緻密に構成された各ライブツアーの演出は毎回新鮮な驚きを与えてくれる。

もちろん15周年の味スタで見た美しい花火のことを今でも鮮明に思い出すことができる。

そして、この初めて行った東京ドームで見た、SPIRITでの気高く美しいパフォーマンスや「生きろ」で黄色いペンライトの中で歌う彼らの姿はMVでイルミネーションライトに包まれ歌う姿と重なって涙が止まらなかった。

趣向を凝らされたソロコーナー、アリーナからスケールアップした演出、あんなに大きな空間で全く距離を感じさせなかった。

その後続くWORLDISTAへの布石、収録された歌声は後日LOVE STORYとしてリリースされるなどのサプライズはライブが終わっても尚2019年の彼らの活動へつながるものだったこともこのライブが私の中で印象的になっている要因だろう。

彼らのおかげで私は新しい景色に触れることができる。

私を東京ドームに連れてきてくれてありがとう。

 

2019/9/7・9/8 東京ドーム

 まさか年に2回(3回?)も東京ドームに来ることになるとは思わなかった。

 そしてファンクラブに入ることになるとは。

ツアーの度、love up!ブースを横目に見ながら「いつか入りたいけどなぁー」と言いながらずるずる入らずにいた。

そして20周年の東京ドーム公演発表、このタイミングで入らずいつ入る⁉

 私がポルノグラフィティの曲を聴き始めたのは中学生のころだった。

デビューの頃からあれだけ売れていた彼らの曲は知っていたけれど、まともに聴き始めたのはミュージックアワーから。

初めて買った彼らのCDはサウダージ

ラジオも毎週聴いていたしアルバムもコンスタントに買っていた。

しかしながら私は大学生になりゴリゴリにオルタナティブな音楽を聴き漁るようになってしまい、m-cabiやセルフタイトル期はごっそり聴けていない(あとから音源は入手しているが)。

∠TRIGGERでようやくコンスタントにアルバムを買うようになり、15周年のタイミングでようやくライブに行きはじめた。

この出戻りファンが、、、東京ドームに行くようになるとは、、、

でも、あの場所に行けて本当に良かったと思っている。

5年ライブに通って、毎回リリース作品チェックしてればそりゃもう好きで好きでしょうがなくなるのに戻るのはあっちゅう間だよだって元から好きだったから、、、

あの2人が20年間、いや、それよりもっと前からずっとポルノグラフィティというバンドで決して手放さず守り続けてきたものがなんであるのかがこの2日間のステージに全て体現されていた。

音楽に夢を見ることを、夢を見せてくれることを彼らは決してやめない。

 

本は今年読んだものなので落日以外はめちゃくちゃ古い。

完訳 緋文字 (岩波文庫)

完訳 緋文字 (岩波文庫)

 

GRAPEVINE「Scarlet A」の元ネタは緋文字らしい。

ミーハーなヲタクなので当然読んだ。

テーマとしては背負った罪は許されることはあるのかだったり、罪を負った人間に対してそれを裁くことや、罪の象徴である緋色のAが話が進むごとにその意味が変化していく様を描いている。

現代では罪や過ちを犯した人間は際限なく叩かれる。

「正しさ」や「正義」を振りかざして他者をそこまで糾弾する人間の愚かさは現代社会にも通じるところがあるし、そんな中で強くしたたかに生きていく主人公の姿は気高く美しい。

 

襤褸 (1972年)

襤褸 (1972年)

  • 作者:木野 工
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1972
  • メディア:
 

もう絶版になってると思うのだが、図書館で借りて読んだ。

なぜこんな古い本を手に取ることになったのかというと、職場でやることが無いときに読んでいた北海道の歴史の本でこの本について触れていたから興味を持った。

親に旭川遊郭に売られた娘の話なのだがとにかく救いが無い。

現代において創作で扱われる遊郭や花街というのは華やかな世界として描かれることが多いが、実際のところはこの本で描かれているように悲惨なケースが多いのだろうと思う。

何もわからないままボロ雑巾のように扱われ死んでいく少女というのが旭川だけでなく、様々な場所の遊郭にいたのだろう。

主人公は心優しい気立てのいい少女なだけにこのラストはあまりにもつらい。

この時代に比べると女性の地位はずいぶんと向上したのかもしれないが、それでもまだ女は道具のように扱われていることがある。

そんな歴史の上で私は何を思えばいいのだろうか。

 

落日

落日

 

 湊かなえ、ドラマや映画は見たことあっても書籍を読むのは初めてかもしれない。

ダ・ヴィンチのインタビューを読んで気になっていたのだが、ハードカバーだしなぁ、、、と思っていたのだが、ハルイチさんのラジオのゲストで来ていて、そのとき落日の話をしていて「やっぱ読みたい~~~~」って買った。

これ買うときハルイチさんの小説と八束澄子「明日につづくリズム」を買った。

全員因島出身。

脚本家と映画監督、交互に2人の視点から描かれることで一つの事件についての別の側面が浮かび上がってくるのだが、めちゃくちゃ邪悪な人間が出てくるのでそいつが怖い。なぜこんな邪悪な人間になってしまったのかまでは描かれていないのだが。

このエンターテイメント性とドライブ感はページを繰る手が止まらなかった。

それぞれの痛みを抱えながらも前に進んでいこうとする主人公二人の姿があたたかな読後感を残す。

 

 
  • 祖母の家から洋服をたくさんもらってきた話

 先日、祖母の家に洋服を探しに行った。

最近丈の長いワンピースを着る方法を覚えたので、以前これは着れないと思っていた洋服もイケるのではないかと思ったからだ。
エストをベルトマークすれば大体イケる。
あとは羽織ものや小物で調整。
地味だったらアクセサリーを足したり、派手だったら黒の上着で抑える。みたいな。
こういうのを考えるのがとても楽しい。
 

 

依然見かけたワンピースの他にも前に見なかったシャツなどが大量に出てきた。
経年劣化によるシミなどもあったが、NANOXで洗ったら落ちた。
ありがとう二宮和也

気に入っているのはこの赤いワンピース。
一見千鳥格子っぽいのだがよく見るとうさぎ!
なんという柄だ、、、
 
以前発掘した時にも思ったのだが、ダックスフントの連続柄やらベルト柄やら謎のプリントのシャツがあるのは一体。
時代だろうか、、、
私は個性的なお洋服が好きなのでとてもうれしい。
 
本当はコートなどもあったが、祖母は小柄なので私が着るとぱつんぱつんになってしまった。
ぎゃふん。
 
最近古着屋さんによく行くのだけど、普通にお店で買ったら2,500~3,800円ぐらいするようなアイテムがタダで手に入るのでありがたい。
大量に手に入りすぎてクローゼットに入りきらないのだけど。
 
母はデパートの子供服売り場にいた割に洋服に関心がないらしく、うちにはブランドものの洋服も個性的なアイテムもとくにあるわけではない。
それに比べて祖母のワードローブは随分個性的な柄や派手な色使いのものが多い。
派手好きは隔世遺伝なんだろうか。
 
  • 最近描いた絵

 

 

 

おじさんを描いてもかわいくなってしまうのでせめてかっこよく描きたい。
 
 
別に因島に行ってアキヒトとハルイチの実家を見て青影トンネルや夏盛り折古の浜に行きたいというわけではない。
瀬戸内海の風景というのに憧れている。
海の上に島がぽかりぽかりと浮かんでいる風景は北海道に住んでいる私にはあまり想像がつかないので。
 
昔、冬にあったポルノグラフィティのライブで(いや、毎回ツアーは寒い時期に来るんだけど)「わしらぽかぽかしたみかんの匂いのする島からきたからのぉ、、、」みたいなMCをしていたのを覚えている。
私もみかんの匂いのするぬくぬくした場所に行きたいと思った。
北海道は寒すぎる。
 
瀬戸内の温暖な気候に憧れる。
柑橘類が食いてぇ。
搾りたてのレモネードが飲みてぇ。
はっさくゼリーが食いてぇ。
 
行くなら尾道因島生口島に行きたいと思っている。
問題は行く時期だ。
早ければ早いほど飛行機は安い。