明日スケアリーストーリーズ観に行く予定だったんだけど、ユナイテッドシネマ札幌明日営業しないっぽいからつらい。
コロナウイルスマジてめぇほんと調子乗ってんじゃねぇぞブチ殺すぞ!!
ということでミッドサマーの感想です。
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「ミッドサマー」監督:アリ・アスター 2019・米
北海道のホルガ村こと当別町では毎年夏至祭が行われているので今年こそは足を運んでミッドサマーごっこがしたい。 pic.twitter.com/j8KNd2UoEg
— 奏 (@emit_efil) 2020年2月21日
ミッドサマーの感想です。 pic.twitter.com/ZhZWJ3Hu4V
— 奏 (@emit_efil) 2020年2月22日
ミッドサマー、ミノタウロスの皿ですね。
— 奏 (@emit_efil) 2020年2月22日
ミッドサマー、謎の村の謎の風習とか大好きなのでめちゃめちゃおもしろかった。ちょいちょい爆笑ポイントぶっ込んでくるのずるい。一番ウケたの○○で○○選ぶとこ。 https://t.co/vii9MuWoLy
— 奏 (@emit_efil) 2020年2月22日
ミッドサマーほんと、餅つきと盆踊りと菊人形なので日本人の感性に合う映画だと思う。
— 奏 (@emit_efil) 2020年2月22日
当別ミッドサマーがアホほどバズっているので風評被害の謗りを免れるためにプレゼンシートを作りました。みんな当別に行って金を落としてください。スマホは落とすな。 pic.twitter.com/kGD1ygmRET
— 奏 (@emit_efil) 2020年2月25日
昨年秋から見に行くのをとっても楽しみにしていたミッドサマーをついに見に行ったぞ!
ざっくり説明するとやべー村にいってやべー目に遭う話なんだが、自分が「常識」だと思っていることとは全く違ったルールで成り立つ世界があるということに理解がないと恐ろしいかもしれない。
多分、キリスト教圏の人がこの映画見るとめちゃくちゃ恐ろしいと思うんだが、日本人は謎の伝統行事とか村祭りとかそういうのに慣れているので「やべー村に行ってやべー目に遭う話」への理解が早い(私がそうなだけで他の人が見てどう思うかは知らない)
おばけは出ないし突然でかい音で驚かされることはないので、普段ホラー映画はちょっと、、、って人も見れると思うが、人体損壊描写と性描写(だがしかし全然えろくない)がわりとがっつりあるのでそういうのが苦手な人にはおすすめできない。
この映画をシリアスに見るかユーモアとして見るかによって全然捉え方が変わると思う。
私は終始ツッコミを入れながら見ていたのでとっても楽しく見れたのだが、むしろ村に行くまでに起こる出来事の描写のほうが私にとってはキツかった。
主人公のダニーは双極性障害の妹との関係性に悩んでいたがある日妹が両親と無理心中を図り、ダニーはたった一人取り残されてしまう。
ダニーの恋人のクリスチャンはダニーのことを内心煩わしく思いながらも、精神が不安定なダニーを今見捨てるのはヤバいと縁を切るに切れないでいる。
ダニーもそれに薄々気付いてはいるのだが、自分の求める安心感をくれないクリスチャンに依存している。
あるとき、卒論研究のため(と、遊びに行くため)クリスチャンの友人ペレの故郷のスウェーデンの村に仲間たちと旅行に行くという計画を知るダニー。
自分に知らされていなかったことにショックを受け「別に旅行に行くのはいいんだけど、私にも教えてほしかった、、、」と、めんどくさいことを言うダニー。
クリスチャンも「うわぁ、めんどくせぇ」と思いながら結局ダニーもスウェーデン旅行に同行させることになる。
と、いう一連の流れがめちゃめちゃ嫌でしたね。
これは誰に感情移入するかによって違うと思うんだけど、私はつい最近クリスチャンと割と近い立場に置かれたことがあるので(でもクリスチャンと違ってものをはっきり言ったため最悪なことになった)、「うわぁ、わかるぞクリスチャン。」ってなったんだが、村に行ってからはクリスチャンはあまりにもクソ野郎なので「うわぁ、クソ野郎!」ってなった。
これ、多分ダニーに共感する人も当然いると思う。
自分のことを理解・共感してくれない恋人や友人への疎外感。
私は他者に依存するというのは他者の気持ちを考えないで自分の気持ちを押し付ける行為だと考えるので全然ダニーには共感できなかったんだが。
結局ダニーは村に行って大きな肯定と安心感、居場所を得て救済されたようなラストなのだが、村自体はゆがんだ構造の上に成り立っているので果たしてこれがハッピーエンドなのかというのは甚だ疑わしい限りだ。
カルト宗教にハマる人ってこういう人なんだろうな、、、
あ~私はジャニヲタでよかった(おい)
ホルガ村という村は徹底的に「集団」としての幸福を追求して成り立っているので、「個」というものがそもそも尊重されていない。という点で私はこの村に行ったら生き残れないな、、、ってなった。
村に行ってからは我々の常識が通じない様々な儀式などが行われるが、基本的にここら辺はブラックユーモアなので「やべーやべー」と思いながら楽しめた。
映画のメインヴィジュアルにもあるように、花が咲き乱れ、白くてかわいいお洋服を着たかわいい女の子たちが大自然のなかでダンスを踊るみたいなのは当然この映画で印象的に使われているのだが、この映画を見た後「ミッドサマー的なもの」を目にすると全部「ミッドサマーだ、、、」ってなる深刻なミーム汚染が起こる。
咲き乱れる花のほか、餅つき、くまさん、福引のガラガラ、菊人形や盆踊りなどもミーム汚染される。
今後ジャニーズのコンサートに行って花冠を被った女子がいたら「ホルガの民だ、、、」ってなる。昨今花冠ヲタクもあんまりおらんけど。
札幌のおとなり、当別町のスウェーデンヒルズで毎年夏至祭が行われていることは以前にも書いたが、そのことをTwitterでpostしたところめちゃくちゃバズってしまったので、意外と知られていないんだな、、、ってなった。
「当別町をdisってる!」と言いがかりをつけられたら嫌なので(Twitterは前後の文脈読まないバカばかり!)、行ったこともない夏至祭のプレゼンシートを作るはめになった。
だが予定が合えば行ってみたい。夏至祭。