札幌も雪が降りとても寒い。
長い長い冬がやってきた。
朝起きれなくて困る。
毎年このモノトーンの風景と痛いほどの寒さを繰り返し浴びていることは確実に私のものの感じ方に影響を与えている。
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イメソンイヤリングの話
ポルノグラフィティ「ゆきのいろ」
ゆきのいろ pic.twitter.com/n8iYGJrEE8
— 奏 (@emit_evid) November 14, 2019
tower.jpこのタイトルで“暗い部屋にかかる一枚の絵”って歌い出しの意外性。
雪に関する記述はあくまで色(“雪のような君の姿 どう描こうか”、“雪の色は何色だろう?”)であり、日々を色に重ねていく比喩がメインになっていく。雪が雪として描かれるのは2番の“この街を覆う雪はどこか暖かく見える”ぐらいか。
雪が出てくる歌って色々あると思うのだが、こういう切り口って斬新だなと思う。
この曲のMVすごく好きなんだが、ミニチュアに見える『チルトシフト』という手法を用いて撮影されている。
印象的な円形の公園のような場所はどこなのかと思ったが、メイキングを見て横浜港シンボルタワーであることを特定した(ロケ地特定大好き人間)
いつか行ってみたいのだが、台風被害で現在営業を中止しているらしい。つらい。
さて、イヤリングの話。
絵を表すのに額縁のようなフレームを探していた。
ガチガチに装飾のあるやつだとうるさくなるなと思ってたらセリアで丁度いいパーツを発見した。細いスクエアフレームだと額縁っぽくないし、これなら適度に太さがあって額縁感が出る。適度に凹凸があるのもオシャレ。
雪を雪の結晶パーツで表すのはベタベタなのでどうかと思うのだが、そこはまぁ記号的でいいかと。
上の9ピンに通したカットガラスビーズは表面がオーロラっぽい加工になっているので色が角度によって変化する。
これで“塗り重ねた色”“降り注ぐ光”あたりを表してみた。
それ以外シルバーで統一しているのは周りの光が映りこむので「特定の色にならずに変化する」という特性を活かしている。それに銀色って冬っぽいから。
すごい、めちゃくちゃ説明する、、、
いいんだよ私のブログだから長文でイヤリングの解説しても、、、
NEWS「Snow Dance」
Snow Dance pic.twitter.com/BdhGH66YAn
— 奏 (@emit_evid) November 14, 2019
ドリカムでもドーパンでもなくNEWSの。「EMMA」のC/W。
めちゃめちゃ好きなんですよ、、、イントロから優勝でしょこの曲、、、
tower.jp この曲は完全に「雪」が比喩の対象になっているのですぐに消えてしまう儚さみたいなものが前面に出ている。ヲタクは儚さが大好き!!!!
かなこさんNEWSの曲で一番好きなのは「シリウス」なんだけどあれとか『モストオブ儚さ』じゃん!?!?
前述「ゆきのいろ」の歌詞が
“殴り書きのままだった僕の未来までも
とても意味があるような気持ちになる”
だったのに対し、「Snow Dance」は
“もう何もいらない
二人の現在(ばしょ)があるなら
未来などいらない”
だからな。
この曲、歌割りが大変に最高なのだが(NEWSの曲は大体歌割りが最高!)、近年彼らの曲によくみられるソロパートをつなぐ手法が用いられている。
入れ替わりたち替わりヴォーカルが入れ替わることで雪がはらはらと舞っている情景が目に浮かぶような。
特にサビでのテゴマスが交互に歌う部分とか非常に最高。
このソロパートつなぎからの大サビで4人のユニゾンが来ることでのカタルシスがとんでもないことになる。
私は声が濁るのであまりユニゾン好きじゃないんだけど、NEWSのユニゾンって本当にきれいで、声のバランスがいいんだろうなと。
ジャニーズ随一の歌唱力を誇るテゴマスがいるというのがあまりにも強いのだが、最近高いキーのシゲアキのパートや低音を利かせた小山さんのパートが取り入れられた楽曲が徐々に増えてきている。そのためユニゾンやソロつなぎ以外のハーモニーでの表現の広がりがこれまで以上にどんどん出てきて、あぁ~~~~~~~にゅ~~~すちゃんめちゃくちゃ最高!!!!という気持ちになってしまう。
NEVERLANDのツアーでやってたのもよかったんだけど、少プレのPREMIUM SHOWでやってたときのが演出が印象的で白いロングコートの女性ダンサーが踊ってるっていう、あれがすごいよかった。
イヤリングの話をしろよ。
これは完全にループバーありき。
ループで雪が舞う軌道を表している。
平面ウェーブのパーツはよく見かけるのだが。こういう立体的にループしているパーツはあまりないので。いや、パーツ屋行ってもあんまし探さないだけだけど、、、
これはダイソーのイヤリングをバラした。
このループの丁度中間部分が空くのでそこにそろばんビーズを通した9ピンを。
9ピンびっちりにビーズ入れるんじゃなくて下のほうに落ちるようにして重力を感じさせて落下運動を表現している。
ビーズの大きさも下に行くにしたがって大きくしている。
そろばんビーズ使ったのは雪の冷たさとか結晶の感じとかが角があるほうが出ると思ったので。
色も真っ青じゃないちょっとグレーがかったやつを使ったのは“灰色の空”の部分。
並びが反復になってるのは印象的なイントロのギターリフ。
雪の結晶パーツはそのまんま。
みたいなことを考えながらパーツのセレクト、配置、色の使い方にこだわってイメソンイヤリングは作られている。
ものを作るヲタクは楽しいなぁ~~~~~~!!!!
これをboothとかminneで売るんじゃなくて完全に自己満でやってるっつーのがまた。
絵とか小説とかじゃなくてアクセサリーで二次創作するのマイナー表現すぎる。
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冬の動物園の話
ぶらんこ乗りを読み終わった。
この小説には冬の動物園が出てくるが、冬の動物園というのはどこか詩的だなぁと思う。
冬の動物園が出てくる作品として真っ先に浮かぶのがハチミツとクローバー2巻のキリンのシーン。
www.s-manga.net
羽海野チカの短編集にも冬の動物園のキリンが出てくる話がある(白泉社のサイトで試し読みできる)
www.hakusensha.co.jp
KinKi Kidsの「F Album」収録の「冬のペンギン」という楽曲にも冬の動物園が出てくる。
水曜どうでしょうのテーマソングでおなじみ樋口了一の提供曲。
やはり冬の動物園というのは人がいなくて寂しい印象になるのだろうか。
私も冬の動物園に何度か行ったことがあるが、旭山動物園はさすがに賑わっていた。
あの動物園は行動展示が持ち味なので、冬場の動物が観察できる。
これほどの積雪量を誇る北海道という地域にある動物園はなかなか特殊な環境といえる。
でも印象的なのは昔一人で行った円山動物園だ。
まだ改装前の昔ながらの展示だった頃。
季節外れということもあってあまり人も多くなく、とても見やすかった。
雰囲気は寂しい感じだったけど。
屋内展示の場所の2階の休憩スペースの時が止まったみたいな雰囲気が好きだったんだよなぁ。
あとは温室のフラミンゴ。熱帯鳥類館、すごく好き。
全然冬の動物園の話してないな。
あの頃の感じが懐かしくはあるけれど、今は動物のことを一番に考えた環境づくりを推進して展示方法を変更しているから、そっちのほうが動物園としては健全だよなと思う。
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"よろめく度この手は 壁に触れていました"
tower.jp
今日の昼にTwitterのトレンドで知った。
今熱心に彼らの音楽を聴いていたかというと以前よりは少し離れてしまった。
しかし最新アルバムを久々に購入してツアーに行こうと思っていた。
が、ツアーはアルバムのリリースツアーという形態ではなく、アルバムリリース前というものだったので、そう思った時すでにツアー札幌公演は終わっていた。
追っていなかったから悪いとかそういうことではなく、こればっかりは私のタイミングというやつだ。
だから「バンドはいつ見れなくなるかわからないから現場には行けるときに行け」みたいなことにはまったく同意できない。
人間の財布も時間も情熱も限りがある。
たとえライブに行けなかったとしてもそれは巡り合わせが悪かったのだ。
とはいえ一時期はライブに脚を運びCDを買い集めていたほどにはNICO Touches the Wallsのことが好きだったわけで、「次に来たとき絶対行こう」の「次」が永久に損なわれたことや、光村龍哉に手を叩くことを強要されたり、GRAPEVINEとまた対バンしてほしいだとか彼らのカッコいい楽曲が新たに世に放たれることはもうないということはやはり大きな喪失感がある。
NICOはロックという音楽のはらむ危険な色気を感じさせる稀有なバンドだった。
世の中いろんなバンドが星の数ほどいるが、この世代のバンドでそういうものを持っているのは9mm Parabellum Bulletや凛として時雨(ちなみに私が初めてNICO Touches the Wallsのライブを見たのはベッシーホールで行われた凛として時雨のツアーのオープニングアクトだった)ぐらいではなかろうか。
ただ、NICOは彼らほどトリッキーではなく、どちらかといえば王道かつ泥臭い音楽性で以てそれをやってのけている印象だった。ただ、そうであっても楽曲の振り幅や遊び心は存分に感じられるのだが。
L'Arc〜en〜Cielのプロデューサーとしておなじみの岡野ハジメとの相性はとてもよかった。持ち味の「ロックの色気」と「歌モノのポップネス」が上手く共存できていた。
亀田さんのときはなんかちょっと違うかな、、、と思ってしまったが。ポップに寄りすぎた。
「ホログラム」は好きだけどね。
昨年、GIVERのエンディングテーマだった「VIBRIO VULNIFICUS」がめちゃくちゃカッコよかったので、こんな引き出しがまだあったのか!! NICOはやっぱやべぇな。と思っていた翌年まさかこんな急に「活動終了します!」なんて言い出すと思わないじゃないですか、、、
最新アルバムも音楽に対する貪欲さやチャレンジングな姿勢が見えるようなものだっただけに、リリース前のツアーだったことが本当に悔やまれる。くっそぉ、見たかった、、、
今後もそれぞれやりたいことがあるみたいなので、いずれカッコいい音楽をまた届けてくれればいいなと思う。
好きなNICOの曲はいろいろあるが、ダントツで好きなのは「妄想隊員A」です。
君のためなら死ねるといった
僕はなんだかダメだよ