なんか上半期ベストみたいな記事書いた気がするんだけど見つけられなかったので書いてなかったのかもしれない。
全然更新していなくてネタが古くなった下描きがどんどん死んでいくんだけどとりあえず年間ベストは書いとくかって。
以前はアルバム単位で書いていた気がするが今回は楽曲単位でセレクトしてみました。
ジャニーズの公式リンク貼れるの気持ちいぃ~~~~~~~!!!
- Base Ball Bear「Cross Words」
- 合田口洸「染まる」
- 秋山黄色「モノローグ」
- ニガミ17才「 幽霊であるし」
- NEWS「クローバー」
- 春ねむり「愛よりたしかなものなんてない」
- 平井堅 「怪物さん feat.あいみょん」
- tacica 「aranami」
- クラムボン「夜見人知らず」
- 藤井風 「優しさ」
- VELTPUNCH「New cinema paradox」
- Ghost like girlfriend「BAKE NO KAWA」
- Lucky Kilimanjaro「光はわたしのなか」
- eill「FAKE LOVE/」
- 須田景凪「Alba」
- Kinki Kids「KANZAI BOYA」
- スピッツ「猫ちぐら」
- SixTONES「NAVIGATOR」
- KOTO「琴虎飯店」
- 高橋優「PERSONALITY」
- NEWS「ビューティフル」
- 7 MEN 侍「サムダマ」
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Base Ball Bear「Cross Words」
2020/1/22 Release
アルバム「C3」収録。
サビの“水をつぐように僕の名前を呼んでほしい”という小出祐介の詞的センスが炸裂したワンフレーズが秀逸。「誰もが違う人間である」という前提からその違いをひとつづつ確かめていく関係性をクロスワードに例えた美しい楽曲。
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合田口洸「染まる」
2017/7/5 Release
アルバム「remedy」収録
リリース自体は2017年だがYoutubeのオススメで出てきて知った。
聴いたとき衝撃を受けた。どの曲も美しいメロディに乗せ淡々と紡がれるラップから立ちのぼる壊れそうなヒリヒリした空気感がこの曲と出会ったときの自分の状況に不気味なほどにリンクして聴いていると胃が痛くなる。
自分の見ていたものが、よく知っていたと思っていた人が気が付くと全く知らない全然違ってしまっていて、そこから逃げ出してしまったときのどうにもできない絶望感や苦しみをこんなに表した曲があるだろうか。
“今更どうする事も出来ない
聖人になんてなれない”
ほんとそれな、、、
しばらくリリースがなかったようだが今年音楽活動を再開したらしい。
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秋山黄色「モノローグ」
2020/2/4 Release
アルバム「From DROPOUT」収録
向井理主演「10の秘密」のエンディングテーマ。秋山黄色は昨年草野マサムネがラジオで流していて知った。ドラマは微妙だったが秘密を抱えた音大生役の松村北斗さんとエンディングのこの曲はとても最高だった。本当は3月にライブに行く予定だったが中止になってしまい悲しい。
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ニガミ17才「 幽霊であるし」
2020/2/7 Release
アルバム「ニガミ17才o」収録
リリース時に聴いていたわけではなく、11月のアルバムリリース時期にようやく聴いた。楽曲自体は直木賞候補作家加藤シゲアキさんのラジオでも紹介されていたので知っていたが、頻繁に聴くようになったのは最近。聴いていると楽しい気分になる変な曲。
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NEWS「クローバー」
2020/3/4 Release
アルバム「STORY」収録
今年の上半期は地獄だったわけだが、先の見えない日々の中でこの楽曲をどれだけ支えにしてきたかわからない。彼らの代表曲の一つでもある「希望-YELL-」を再構築したトラックに乗せて彼ら自身が紡いだ言葉が歌われる。
STORYの収録曲の殆どが「この形」で再現されることは未来永劫失われたという事実はあまりにもつらいが、それでも彼らの物語は続いていく。
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春ねむり「愛よりたしかなものなんてない」
2020/3/20 Release
アルバム「LOVETHEISM」収録
今年の1月、たまたまシゲアキのラジオが終わった後にradikoをつけっぱなしにしていて、そのあとにやっていた番組で聴いた力強いポエトリーラップにすっかり心を奪われ春ねむりという人の楽曲を聴き始めるようになった。ラジオを聴いていても思うのだが、この人は常にこの世界のどうにもならない絶望や理不尽に対して真正面で向き合い本気で怒っている。そんな生き方はとても疲れてしまうと思うのだが、そうしてみて見ぬふりをして諦め流され思考停止することを彼女は決して許さない。
この曲の
“ぼくのぜんぶをくれてやる
こころのひとかけらにしてくれよ
きみがあの電車に乗るための
こころのひとかけらにしてくれよ”
というフレーズがとても好きで、通勤のときによく聴いていた。
彼女のPink Unicornという楽曲に“FEEL OR DIE THINK OR DIE”というフレーズがあるのだが、ラジオで「『考えるな感じろ』って言葉が全然好きじゃなくて、考えろよって思いますね。」みたいなことを言っていたのがとても印象に残っている(印象に残っている割にふんわりとしか覚えていないクソみたいな記憶力)。
思考停止は死んでいるのと同じ。というのはまさにこの時代を生きていくうえで強く心に刻んでおかなければならない考え方だと思う。
答えの出ない問いについて考えつづけることはつらく苦しいが、それでも考えることを決してやめてはいけない。
2020/3/27 Release
毒のある平井堅の楽曲が好きなのだが、まさにこの曲はそういう曲で、皆さんご存じのあいみょんがフィーチャリングゲストで参加している。安室奈美恵との「グロテスク」でも思ったが、ほんとこういう人間のドロドロした内面を歌った曲似合う。
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tacica 「aranami」
2020/4/4 Release
昨年、新千歳空港国際アニメーション映画祭で札幌市を舞台にした沙村広明の漫画「波よ聞いてくれ」の1話の先行視聴会があり参加した。
そこで聴いたオープニングテーマがあまりにも聴き覚えがある声で、クレジットが無いながらもtacicaの楽曲だと確信した。札幌が舞台の作品の主題歌に札幌出身の彼らの楽曲が抜擢されたというのは本当に解釈一致って感じで作品にばっちりハマっていた。
aranamiというタイトルは主人公の鼓田ミナレのアナグラムを意識しているというエピソードからもヴォーカル猪狩翔一の原作愛読者っぷりが表れている。
私も原作も大好きなのでアニメが決まったときうれしかったし、クライマックスに持ってきた停電のエピソードはアニメの独自エンディングに着地していたとはいえ、2018年のブラックアウトを体験した道民としてはかなりグッとくるものがあり泣きそうになった。
tacicaの曲にしろ波よ聞いてくれにしろ、北海道という土地の持っている力強さを感じるので自分の地元愛が深くなりますね。不便な土地だけど。
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クラムボン「夜見人知らず」
2020/4/8 Release
クラムボンの配信リリース楽曲。
淡々としながら徐々に展開していく様子や使っている音階などがとても日本的であり、今年はあまり桜を見れたりもしなかったが、この曲に季節感を感じたりした。
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藤井風 「優しさ」
2020/4/17 Release
アルバム「HELP EVER HURT NEVER」収録
今年ブレイクしまくったといえば藤井風だろう。ラジオで彼の曲が流れない日は無かった。自粛期間の在宅ワーク中に毎日のように聴いていた。本当は藤井風も3月にライブで見る予定だったが無くなってしまいかなしい。この勢いのあるブレイクぎりぎりのところで見ておきたかった。
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VELTPUNCH「New cinema paradox」
2020/4/29 Release
アルバム「Suiside King」収録
今年は久しぶりにVELTPUNCHの新譜が出た。
この楽曲はアルバムリリース前の3か月連続リリースの第一弾。
配信ライブも何度か見たが、とにかくかっこいい。
彼らの良さを言い表すのはなかなか言葉では難しいのだが、手あかのつきまくった恥ずかしい言葉で言うならば「ROCKの初期衝動」である。それなりにキャリアがあるバンドではあるが、彼らの楽曲は鳴り響いた瞬間に全部をかっさらっていくような力がある。とにかくワクワクするのだ。
いうまでもなく最新アルバムも最高傑作だった。
世の中の人間はもっとVELTPUNCHを聴くべき。
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Ghost like girlfriend「BAKE NO KAWA」
2020/5/6 Release
先に挙げた合田口洸にも通じるのだが、Ghost like girlfriendのこの楽曲にも似たようなものを感じ取り、「うぅ、、、わかる、、、」と聴くたびに胸が痛くなった。なんかこう、人間関係が壊れていくときに「今まで私が見てきたものやこの人といるときに湧いてきた感情は一体何だったのだろうか」という空虚さが修復できない関係性に輪をかけて苦しみを生むのだと思う。先日リリースされた「2020の窓辺から」もこの楽曲の持っているテイストが踏襲されている。相手の幸せを願うこと、自分の幸せを求めること、それすらも傲慢なのかもしれないがいつしか掛け違えてしまったボタンはあまりにも残酷だ。
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Lucky Kilimanjaro「光はわたしのなか」
2020/5/6 Release
時代を切り取った楽曲とはよくいうが、本当に製氷池からのこぎりで切り出してきたみたいな今年にしか絶対出ないであろう楽曲。ほぼドキュメンタリーと言って遜色ない。
歌詞には彼ら自身の中止になったリキッドワンマン、あつ森を連想させるフレーズから手洗いうがいなど、具体的なワードが盛り込まれている。
突然誰もが放り込まれた明るい暗闇、あらゆる未来が閉ざされた状況で何を道しるべにすればいいのかわからない中、それでも“ダンスを止めないで”と歌う彼らの楽曲は『自身の内面に光を見出していく』という星野源の「うちで踊ろう」にも通じるようなテーマを感じる。
自粛期間在宅ワーク中に聴いていたラジオから流れてきたこの曲に随分心が楽になった。
いつか来る「夏」を思って。
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eill「FAKE LOVE/」
2020/5/20 Release
アルバム「LOVE/LIKE/HATE」収録
eillちゃんはNEWSのアルバムにも楽曲提供をしてくれたシンガーソングライター。この曲は強くてかっこいい踊れるナンバー。別れた男に「ふざけんなバーカ!!!!」と言い放つようなメッセージはこの時期かなりグッときた。わかる。ふざけんなバーカだよほんとにな!!!!
令和の久宝留理子「男」。
今年の6月ごろは久宝留理子の「男」とこればかり聴いていた。
お察しください。
eillちゃんは今年出たアルバムも良曲揃い。
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須田景凪「Alba」
2020/6/5 Release
映画「水曜日が消えた」のエンディングテーマとして配信リリースされた。
「水曜日が消えた」は諸事情で2度観に行った(1回目で一番物語の核心に迫るシーンでどうしてもトイレに行きたくなってしまい席を経ったというひどい理由で)。
大体の話は分かっていたが、2回目に見た方がグッときた。
毎日人格が入れ替わる主人公という映画の内容に沿って、一日一日を大切に生きることを歌ったこの楽曲は映画の主題歌であることを差し引いても今年聴いていて心に残った。
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Kinki Kids「KANZAI BOYA」
2020/6/17 Release
アルバム「O album」収録
KinKi Kidsのジャニーさんへの愛情が爆発したどファンクナンバー。スペオキ中のスペオキだから出せるヤベぇ曲。MVの無駄に存在感のある銀マンにも注目だ。
ジャニーズのMV公式で貼れるの画期的すぎるな!!
2020/6/26 Release
自粛期間中全てリモートで作られたという楽曲。
家から出られない状況のことを猫ちぐらに例えるあたりが草野マサムネという感じがある。
スピッツの「日々のささやかな幸せを見出し祈り歌う」という姿勢はどんな状況であり一貫し続けている。
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SixTONES「NAVIGATOR」
2020/7/22 Release
今年SixTONESのリリースした3枚のシングルのうち、私はNAVIGATORが断トツで好きだ。いや、全部好きなのだが、この曲は解禁されて聴いたときに「ヤッベェ曲来たぞおい!!!!!」と大興奮してしまった。
不穏なストリングスのイントロから妙な転調で聴く者を翻弄するAメロ、Hey You!からのサビの爆発力、田中樹のラップ、楽曲に溢れる疾走感、どこを取っても好きしかない。
サビの“夜を駆けるか 夜明けに賭けるか”の言葉のハマり方が気持ちいいよな。
暗闇のなか何も指し示すものが無いという時代の混沌と閉塞感のなかで誰かの言葉に従うのではなく“未踏を進め”と高らかに歌う彼らは最高にカッコいい。
富豪刑事も面白かった。
Sexy Zone「RUN」
2020/8/5 Release
ドラマ「未満警察」の主題歌。イントロからグッとくるこの疾走感。
2番の菊池風磨さんの“常識も非常識も 君とならば ぶち壊せるよ”のとこめっちゃ好きなんですよね。セクゾ完全版で披露されたときもめっちゃグッときた。
また5人でステージに立てる日が必ず来るとおねぇさんは信じているぞ。
米津玄師「迷える羊」
2020/8/5 Release
アルバム「STRAY SHEEP」収録
メロディの動き方が「なんでこんなの思いつくんだ、、、」って感じで米津米津している曲。
ご存知、私はPeople In The Boxが大好きなんですが、この曲はなんとなくPeopleの曲を聴いたときの感じになんとなく似ている。
カロリーメイトのCMで使われているサビのポップさとそれ以外の部分の魔界っぷりがヤバい曲。クセになる。
欅坂46「誰がその鐘を鳴らすのか?」
2020/8/21 Release
欅坂名義では最後の楽曲。出す曲出す曲全部神曲ヲタクがみんな大好きでおなじみ辻村有記・伊藤賢コンビによる楽曲。歌詞は相変わらず秋元康が書いているのでダセぇなと思うのだが(音に対しての言葉の乗り方がとにかくセンスが無くひどい)、とにかくソリッドなトラックのアレンジが最高に素晴らしい。特に大サビ前間奏のWo oh oh oh部分のピアノからひずんだギターが流れ込んでいく部分は鳥肌が立つほどカッコいい。
このグループの「物語性」に照らし合わせて聴けるほど私は欅坂というグループに熱心に触れてきたわけではないが、とにかくこの曲の楽曲としての強度と完成度は素晴らしいものがある。この曲の一番カッコいい部分はWo oh oh ohです。
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KOTO「琴虎飯店」
2020/8/28 Release
「琴虎飯店 EP」収録
KOTOちゃんのキュートさが前面に出たとってもかわいいキャッチーな楽曲。中華屋の看板娘になぞらえ彼女のアイドルとしての矜持が垣間見れる。パフォーマンスもとてもカッコいい。マジでKOTOちゃんの曲はどれもアニメの主題歌になってもいいようなキャッチーさがあるし、メジャー・地下問わずあらゆる女アイドルの楽曲の中で毎回最高のクオリティを叩きだしてくる。
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高橋優「PERSONALITY」
2020/10/21 Release
アルバム「PERSONALITY」収録
今年、毎週聴いていた「大倉くんと高橋くん」が終了した。その最終回で歌われた新曲がこの曲であり、今年出たアルバムのラストに収録されている。
私はラジオっ子なのでラジオについて歌われた曲が無条件でグッときてしまう。
私の今年行った数少ないライブのうちの1つが優くんのライブで、以前からラジオでのみO.A.されていた「アスファルトのワニ」やライブでのみ歌われた「one stroke」など、盤になる以前に披露された楽曲が今回のアルバムには数多く収録されているが、それゆえにリリース先行で楽曲を作るのではなく、楽曲一つ一つを大切に育てていくという姿勢が感じられる。
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NEWS「ビューティフル」
2020/12/23 Release
今年の最後に彼らから届けられたトリプルAサイドシングルの中で私は「チンチャうまっか」が一番好きなのだが、今年を振り返ったときに一番しっくりくるのは毎週「レンタルなんもしない人」のエンディングで聴いていたこの曲だった。
増田さんのイントロの口笛を聴くと、不安だった日々の中で毎週あたたかな気持ちにしてくれたこのドラマのことを思い出す。
3人になったNEWSが最初に出す作品が「ありのまま美しくあろうとすること」をテーマにしたこの楽曲だということ自体が美しいし、“いつもそばで きみの心に寄りそえたら”というフレーズは私の大好きな「ヒカリノシズク」の“頼りない夜に一つの光を 灯せたらいいのにな”にも通じるような、謙虚ながらも常に聴く者の近くにいてくれるようなやさしさとあたたかさがあって、NEWSってそういうグループだよなぁ。と思うのだ。
それは前述の「クローバー」の歌詞にも表れているように、彼らの表現するファンに対するやさしさや愛は決して押しつけがましくなくて、NEWSがそういうものだということは彼ら自身や楽曲制作含めたチーム全体での共通認識としてあるんだろうなと。
私はNEWSのそういうところが好きですね。
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7 MEN 侍「サムダマ」
Jr.のオリジナル曲なので当然リリースはされていないのだが、こうしてYoutubeで見れるというのは画期的だなぁと思う。だって少クラで歌ってもヲタクしか見ないもん。
それまで嶺亜ちゃんがいるから応援するぐらいのスタンスだった7 MEN 侍だが、今年の8月の単独公演配信を見てからというもの私はあれよあれよという間に7 MEN 侍の沼に引きずりこまれた。こいつらは全員ヤバい。
それまでもJr.のバンドグループはいたが、7 MEN 侍はとにかく異質だ。クレイジーだ。破天荒だ。9mm Parabellum BulletやUNISON SQUARE GARDENの田淵のステージパフォーマンスを思い浮かべて欲しい。あぁいう系譜だ。
この動画の最後のあたりの楽器強奪シーン、是非たくさんの人に見てもらいたい。矢花なんて映る度に持っている楽器が違う(音の出るものなら大体演奏できる男・矢花黎)。
初のオリジナル曲に男闘呼組直系のハードロック路線という激渋な楽曲をもらった時メンバーも面食らったらしいが、リハスタにふらっと現れた岡本健一さん直々に楽器指導をしてもらったとかいうエピソードは胸アツですね。
ちなみに8月時点のこの動画からサムダマはどんどんアップデートされて披露されるたびにアレンジなどもガンガン変わり歌も演奏もバキバキ向上していっているので伸びしろすげーってなっている。
↓安定感の増したスタジオライブver.
2曲目のオリジナル曲「サイレン」はバキバキのドラムンベースのダンス曲でカッコいいのでこちらも見てギャップで頭を抱えていただきたい。
本当は映画とかのまとめも作りたかったが気力が無いのでやめます。
よいお年を。