どうも。地獄に居ます。
前世で私はよほど悪い行いをしたのでしょう。
人を殺して山にでも埋めたのでしょうか。
誰かの男を奪ったのかもしれません。
奴隷を熱した鉄板の上で踊らせたとかもあり得ますね。
そもそも現世でも相当ひどい行いをしています。
2020年は地獄です。まごうことなき地獄です。
それは置いといて。
私の大好きなグループの人数が減った。
「何故」だとか「どうして」だとかいう言葉はこの事実の前には何の意味も持たず、理由を探すだけ野暮であり、ましてや勝手な憶測で物事を語るなんて言うのは愚かも愚か愚の骨頂私の憎悪する人々と同じレベルに堕ちる行為なのでそんなことはしない。
私の大好きなグループの人数が減った。
ただ、その圧倒的事実だけが横たわる。
それ以上もそれ以下もない。
私は金曜日に一報を目にしたとき、本当にそういう気持ちだった。
友人からのLINEにも「先のことしか考えていない」みたいな返信をしてしまった。
私は自分がどうこうというより、メンバーの方が心配だった。
というか自担が。
あんなにメンバーのことを愛してやまない彼が、あんなにファンのことを愛してやまない彼が。平気なわけがない。
翌日ファンレターを書くための便せんを買った。
送ったところで届くかどうかもわからない手紙を。
あなたのことを大好きな人間はここにいると伝えなければならないと思った。
2年前のように。
それに何の意味があるのかと思ったが。
所詮自己満足だとわかってはいた。
帰宅すると、行くはずだったツアーのグッズだけが届いた。
箱を開くとそこには変わらずに4人の姿があった。
時間が止まってしまったみたいに。
カレンダー、それと自担のうちわとポスターを壁に貼り「あぁ、小山さん、、、とってもかっこいい、、、私はこれからも変わらず小山さんを応援するぞ。」などと思ってその日は寝た。
翌日、まだ整理できていないグッズを「ライブができるようになったときのために。」とペンラの電池を抜いたりTシャツとパーカーとタオルを畳んだり、フォトセやクリアファイルをファイリングしていた。
まだ開いていないツアーパンフを読んだ瞬間、そこに書かれていた彼らの今回のツアーへの思いに触れてしまった。
ステージセットのこと、衣装のこと、みんな楽しんでくれたかなって。
パンフレットは通常会場でしか買うことができない。
だから、パンフレットが手元にあるってことはライブを観てくれたって前提で書かれている。
4人が全員、このライブを成功させるように長い時間をかけて準備してくれて、ファンのみんなが喜んでくれるようにって色々考えてくれてて、それが全部なくなってしまったし、これから先、彼らが思い描いていた形でライブを行うことは二度と叶わなくなってしまった。
このツアーはただのアルバムツアーではなかった。
4年かけて彼らが作り出してきた世界の集大成になるものだった。
そんなわかりきったことを、今更のように思い知った瞬間涙が止まらなくなった。
本当に今更。
私の行く公演が中止になったときだって「つらいけどこんな状況だししょうがないか」という思いがどこかにあって、でもパンフレットを読んで「しょうがない」なんて気持ちは跡形もなく消し飛んだ。
悔しい。悲しい。なんでこんなひどいことが。
誰も悪くないのに。
何故彼らは、何故私達はずっと夢見てきた場所をこんなにむごたらしく奪われなければならなかったんだ。
だから、誰も悪くないです。
運が悪かっただけです。
しょうがなくなんてない。
疫病が蔓延して悪意が跋扈して私たちから大切な場所や人を奪い続けるこの世界はクソで地獄で最悪です。
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昨日の夜、圧倒的な絶望感と無力感に苛まれながらレタスクラブの連載をファイリングしたファイルを何気なく開いた。
そこには、15周年ライブのことを振り返る小山さんの言葉が書いてあった。
このステージに自分は立つことができなかったかもしれないこと。
ステージに出る直前まで震えていた小山さんに「一緒にがんばろう!」と声をかけたシゲアキと増田さん。
そして手を握ってくれた手越。
別の回では、歌に対する意識が変わったというエピソード。
歌が上達したことを手越が褒めてくれたと。
小山さんからもらったそらジローのポーチを愛用している手越。
シゲアキの本をちゃんと読む手越。
テゴマスに関してはもう、何も言うことはないだろ。あの2人は。
人見知りのくせに最近は後輩にもやさしかった手越。
東京ドームで初めてライブで「SPIRIT」を聴いたとき、私は彼の歌声はNEWSを高みへと導く翼だと思った。そういう力が彼の歌声にはあった。
今はただ彼の不在という事実しかなく、やっぱりそれ以上でも以下でもない。
世の中はままならない。
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そして、レタスクラブのバックナンバーファイルを読み返していて、飛び込んできた
感情の奴隷にならないように
という見出し。
シゲアキの回である。
度々言及される“悪意の刃を向けてくる人間を抱きしめられる人間でありたい”という彼の考え方について触れられている。
この回では、感情のコントロールについても書かれていて、エーリッヒ・フロムの「愛するということ」からの“愛は感情ではなく、一つの技術である。だから修練しなければならない”という内容が引用されていた。
この回を読んでいて、不安と後悔と悔しさと悲しさと苛立ちでごちゃごちゃになっていた頭から霧がすっと晴れたような気持ちになった。
NEWSにこういう思慮深い言葉で人の心を救ってくれる人がいてよかったと本当に思った。
興味があったのでエーリッヒ・フロムの本を図書館で予約した。
“優しい君が探してた場所が 僕らの愛したココだといいが
逃げる場所に したっていい 辛くなるなら、聴かなくていい”
とは、「クローバー」の増田さんのパートだが、 NEWSという『場』においては、誰もとりこぼさないようにする懐の深さのようなものが一貫して流れていると思う。
そういうグループなんだよ、NEWSって。
どうすれば私にたくさん幸せをくれる彼らのことを幸せにできるんだろうか。
あれからずっとそればかり考えている。