200706

 

土曜日は増田さんのお誕生日だった。
NEWSというグループがどういうアイドルであるかという揺るぎないヴィジョンを持っている増田さんの存在がNEWSNEWSたらしめていると私は思う。
これからもますますのご活躍を期待しております。ますます。
 

 

  • 「水曜日が消えた」 2020・日本 監督:吉野耕平
 

 

6/19、そして一周空けて7/42回見に行った。
1回目見に行ったとき、私はアイスティーをがぶがぶ飲みすぎて終盤の一番重要なシーンでトイレに行ってしまった。最悪だ。
 
そのためリベンジで先週行ってきた。
今回はちゃんと全部見れたぞ!
 
この映画は結構伏線が張り巡らされているので、再鑑賞するとそういう部分も気にしながら見ることができた。
1回目よりもより話に入り込んでみることができたのでちょっと泣きそうになった。
1回目は後半トイレに行くことで頭がいっぱいだったので話に集中できなかった(最悪)
 
小学生の頃、交通事故により人格が曜日ごとに7分裂してしまった主人公。
火曜日はゴミ出しや病院通いや細々した家事など、特に面白みもなく毎日(ってか火曜日)を繰り返していた。知人は主治医と事情を知っている同級生の一ノ瀬だけ。
そんなある日、火曜日が目を覚ますとなんと水曜日になっていた。
初めて見る水曜日の世界に浮かれまくる火曜日。
だがしかし、その変化によって繰り返すばかりだった日常が徐々にバランスを崩していく。
 
みたいな話。
 
火曜日は歳の割に子供っぽいのだが、彼は(彼らは)通常の人の7分の1しか人生経験がない。
 
主治医の安藤に事故から「16年か」と言われたときに「2年です。2年と4か月」と返すシーンが印象的。
 
ほかの曜日の日常については作中ほんの少ししか触れられていないので、どの程度老成しているのか不明。土曜日は子供っぽいかも。
 
繰り返しのような日常もかけがえのないものである。みたいな話だと思うのだが、個人的には一ノ瀬に感情移入してしまってクライマックスシーンで「うあぁ~!一ノ瀬ぇ~!」ってなった。ネタバレになるので何も言えませんが。
なんていうか、きれいごとだけでない自分の中の狡さを自覚して思い悩むみたいなそういうところがもう、一ノ瀬、抱きしめてやりてぇ、、、
 
にしても、色々な中村倫也が見れるので、中村倫也のヲタクにはたまらない内容になっている。中村倫也バラエティパック。
学級委員な火曜日と問題児の月曜日が主に作中では描かれているのでそのギャップだけでもうたまらん。白倫也黒倫也。
 
月曜日、赤いチェックの丈の長い上着着てるんすよ。
かなこさんが好きな男たちなぜか大体赤いチェックの丈の長い上着を着ている。
脚が8mあるアイドルとか因島カープ大好きギタリストとか。何故!!
 
あと、エンドロールめっちゃよかった。
 
 
  • エーリッヒ・フロム「愛するということ」
 

愛するということ 新訳版

エーリッヒ・フロム「愛するということ」を読了した。
何故この本を手に取ったのかというと、レタスクラブのバックナンバーを読み返していたらシゲアキがこの本の名前を挙げていて興味を持ったからだ。
 
この本は一般に抽象的でよくわからないとされる「愛」というものについて、技術として取り扱っている。
 
私は好きなものがいっぱいあり、好きになりすぎてわけがわからなくなることもあるのでそれをきちんと理解・整理することでわけがわからなくならないようにしようと思って手に取ったわけだが、技術というのは修練によって身につくものなので、この本を読んだからといって、愛する技術が身につくものでもないと思った。
 
アレに似てる。絵が上手くなる方法の本を読んでも実際に絵を描かないと上手くならないってやつ。
 
それでも、「愛」という言葉で一括りにしていたものを一つ一つ分析していくとどういうものであるのかというのがわかったりもする。
実際に活かせるかどうかは別として。
 
ただ、「愛」というブラックボックスに押し込めたそれは何なのかをきちんと確かめ、理解するという部分ではなかなか面白い本だと思った。
 
でも愛は難しい。万人を等しく愛するなんて私には無理だよぉ~!!!
 
あと、孤独は牢獄なのかどうかっていうのはちょっと疑問だった。
孤独は孤独でいいところがあると思うのだが。
 
とはいえ、この本でも個人が独立した状態でなければ他者を愛することはできないみたいなことが書いてあったので、なんかそういうことなんだろうか。