いつの間に。
持っているのもなんだかいやだったので職場のペン立てに戻した。
吉田麻也は現在セリエAのサンプドリアに所属し活躍している。
日本人の選手でプレミアリーグでここまでの長さ経験を積んできたっていうのは本当にすごいことだと思う。
吉田麻也のエッセイが好きで今まで刊行されたものは全部持っているのだけれど、文章が面白いのは勿論、世界を舞台に戦っていくうえでの考え方や姿勢がとてもカッコいい。
優くんはどうするんだろう。個人事務所を立ち上げるのか、移籍するのか。
レコード会社はそのままかな。マネジメントが変わるだけで。
今後アミュフェスで事務所の先輩後輩たちとわいわいやる優くんの姿が見れないのはちょっぴり寂しいけれど。昭仁さん、隆太くん、これからも仲良くしてあげてね、、、
あと、ライブの演出も変わるだろうから高野豆腐の映像は今後ライブで新作を拝めない可能性がある。うむ、、、
なんにせよ私は高橋優の音楽が好きなので今後どういう形で音楽活動をするにしても応援していくつもりだ。
優くんの門出に対して「がんばれ!これからも応援してる!」と素直に言えるのは、優くんがソロのミュージシャンで札幌の路上から叩き上げでメジャーシーンへと登ってきた姿を見てきているから、大手の事務所を離れても大丈夫だろうという安心感があるからだろう。
今朝、イチモニでも石沢綾子アナの番組卒業発表があった。
普通こうしたものは春先にありそうなものだが、最近立て続けにこういうことがある。
たまたまだろうが、変わらないものはないんだなと思う。
私は割と転職している方だと思うが、給与の低さやパワハラ上司や業務内容との相性や会社のモラルの問題等々「ここにいたらダメになる」と思うタイミングはいろいろあった。
今の仕事は興味のある分野だし今までの仕事のスキルも活かせるし大体定時で帰れて休みも取りやすいので本当に気に入っている。なるべく長く勤められたらいいなと思う。
www.youtube.com私はこのバンドの作品がとても好きなのだが、リアルタイムで買えたCDは1枚だけだ。
それでもリリースされた作品は買い集めたりしていた。
彼らの「バニッシング」という曲がある。
Vanishing=消失という意味だ。
「消滅は
突然に訪れる
僕たちは
その消滅したものたちを
いつの日か忘れ去ることが
出来るんだろうか?」
2008年の「Today,Today,Today」というミニアルバムを最後に解散でも活動休止でもなく、よくわからないままにバンドは消息を絶った。
そんなのはよくある話なのかもしれない。
彼らが2004年に出した「君の夢を見たんだ」というアルバムがある。
このアルバムを聴くと、昔、夢の島の熱帯植物館に行ったときのことを思い出す。
行くときに聴いていたからだ。
当時は母、愚兄、私の3人で毎年ゴールデンウィークに旅行に行っていたのだが(父は釣りに行っていて家にいない)、この時初めて旅行先で自由行動をした。
今ではホテル手配から計画まですべて自分でこなしているが、この頃、一人で知らない土地の電車に乗るというのが初めてだった。
曇天を背にした巨大なガラスの温室を初めて見て感動したことを覚えている。
ゴールデンウィークとはいえ、オープンと同時に入ったのでほとんど人がいなかった。
誰もいない植物園は自分だけのものになったみたいでとてもよかった。
その時たくさん写真を撮ったはずなのだけれど、昨日アルバムを見返していてもその時の写真を見つけることができなかった。
アルバムを見返すと、どれも鮮やかで大胆な構図の写真が並んでいた。
大学時代はまるで世界の美しさを確かめるかのように常にカメラを持ち歩き瞬きをするようにシャッターを切っていた。
あの頃カメラは私の目だった。
でも、アルバムに並ぶこの写真に写るものの殆どは今残っていないのだ。ということに気がついて何とも言えない気分になった。
花は枯れ、雲は流れ、路上に落ちていたものはいつの間にか片づけられ、お気に入りのグラスは割れた。科学館はリニューアルされ、海へ行く手段を無くし、店はつぶれ、部屋は模様替えをし、街は風景を変え、猫や鳥はもうおそらく生きてはいない。
今でもiPhoneのカメラで写真を撮るけれど、もう私にはこんな風に世界を見ることはできない。
ずっと肌身離さず持ち歩いていたデジカメは光学ズームがバカになってしまってもう使えない。
バンドが消えても、カメラが壊れても、世界が変わってしまっても、そこにあったものを確かめるように私は何度も音楽を聴き写真を見返す。
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