191127

今朝、大通公園の石畳に変わった氷ができていた。
石畳の溝に対して放射状に形成されている。
あんまり見たことがなかったのでどういう仕組みなのか調べてみたが該当するものがなかった。
水分は凍ると膨張するので、なんかきっとそういう関係でこういう感じになるんだろうなと適当に納得した。

 

  • シモバシラの話


霜柱という現象がある。
土中の水分が毛細管現象によって地表にしみ出し柱状に凍結したものである。

それと同じ名前のシモバシラという植物があることを知った。
枯れた茎の維管束が毛細管現象を引き起こし、茎を突き破って茎の根元に美しい氷の結晶(霜華)を形成する。
それが霜柱に似ているので「シモバシラ」。
しかし、当然茎が破壊されるため、水を吸い上げることができずにその後は枯れていく。
水抜きをしないと水道管が破裂するみたいなものか。

シモバシラには雪寄草(ユキヨセソウ)という別名があるらしい。
こちらも素敵な名前だ。
9月から10月に白い花をつけるため、「一年に二度咲く花」とも言われている。
分布は関東地方以南の本州から九州とのことなので、北海道では見られないらしい。

人間も血管を血液が循環しているが、氷点下で血管を突き破って凍ったりすることがあるのかどうか調べてみた。

人間の血液が凍る温度はマイナス18度らしい。
当然、生きていれば体温があるので血液が凍ることは無い。
なので寒冷地で氷結した血液が血管を突き破って血の花が咲くみたいなことはないようだ。
おそらく、死体を冷凍庫で急速冷凍してもそういうことは起こらないだろう。
何故ならマグロなどを急速冷凍しても爆発しないからだ。
あ、でも血抜きとかしてるからかな、、、

バトル漫画とかでありそう。
氷の能力者が対象の周りの空気を急激に冷やして血管を破裂させるみたいな。
いや、血液が氷結する以前に別の要因で死ぬだろうけど。

ちなみに糖尿病の人の血液は糖分が多いのでさらに凍りにくいらしい。
血液が凍りにくくても糖尿病になるのは嫌だな。


本日11月27日に岡村靖幸さらにライムスター(こういう名義)「マグガフィン」、マテリアルクラブ「Fear」がデジタルリリースされた。

朝起きて速攻でDLしたんだがどっちの曲もめちゃめちゃカッコよくて遅刻しそうになった。

まず「マグガフィン」の話。
岡村ちゃんとライムスターというコラボ、もうそれだけで間違いない。

マクガフィン (MacGuffin, McGuffin) とは、小説や映画などのフィクション作品におけるプロット・デバイスの一つであり、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる。特にスリラー映画で多用され、泥棒が狙う宝石やスパイが狙う重要書類などがマクガフィンの典型例である。しかし物に限定されず、出来事や人物などもマクガフィンに含まれる。”

マクガフィン - Wikipedia



そんなわけで曲中スパイ映画のモチーフに絡め男女の駆け引きが描かれる。
緻密でいながら高揚感をどこまでも煽るスリリングなトラックに載せて繰り出されるフロウ。はぁ~~~~~~~~~最高すぎるな~~~~~~~~。
大人の色気がなぁ~~~~~!!!! ツングースカ大爆発だよ!!!!

ツングースカ大爆発 - Wikipedia

 

ってかこのトラックの岡村ちゃん感すげぇな。

聴けば聴くほどこんなコラボがあっていいのかってなる。

相乗効果どころじゃねぇな、、、


岡村靖幸さらにライムスター「マクガフィン」



そして「Fear」

映画「ゴーストマスター」の主題歌として制作されたその名も「Fear」。
ホラー・オカルトに造詣の深い小出祐介ちゃんにしか作れないであろうほん呪世代の現代ホラー文法がふんだんに盛り込まれた『聴くフェイクドキュメンタリーホラー』。

冒頭の廃墟にYoutuberが行く描写が完全に「コンジアム」じゃん!? ってなった。

 なんと、歌詞が描かれたのはコンジアム公開前だったっぽいのでマジかよ、、、ってなった。

私はまだコンジアム見れてないんだけど小出祐介ちゃんが絶賛しまくってるのでめっちゃ見たい。


ホラーやオカルトって題材を音楽で表現しようとする人ってほかにいないんじゃないすかね。
押切蓮介先生のテクノユニット・カイキドロップが割と近いかも。

 

聴いてるとほんと落語みたいに展開していくんだけどそれがちゃんとヒップホップマナーに沿っているうえにしっかり韻踏んでるし言語の扱いがあまりにもハイレベルすぎる。さすが小出祐介恐るべし、、、

なによりこのJホラー愛の強さが前面に押し出されたリリックはおねぇさんニヤニヤしてしまう。


「マグガフィン」も「Fear」もどちらも映画的文法を楽曲に落とし込んでいるという点においての近似性がある。
それぞれのモチーフに対する造詣の深さが感じられるのはもちろん、単に様式を落とし込んでいる道具立てではなく(マグガフィンに関しては「マグガフィン」という手法そのものに対して)、ちゃんとそれらが楽曲の中で作用しているのがよい。